台湾新幹線 日立・東芝連合の新車両計1,240億円

台湾新幹線を運営する台湾高速鉄路(高鉄)は3月15日、日立製作所と東芝の日本連合から新型車両12編成を購入すると発表した。購入金額は計1,240億円。新型車両の導入で運行効率を高め、利用客の増加に対応する。

2023年3月17日

SESJ・Sustech アジア,日本で太陽光発電事業で協業

シャープエネルギーソリューション(本社:大阪府八尾市、以下、SESJ)とSustech(本社:東京都港区)は3月15日、FIT(固定価格買取制度)が適用されない「非FIT電源」の活用ニーズが高まっているアジア地域や日本国内などにおいてPPA(電力購入契約)を中心とした大規模太陽光発電所の非FIT発電事業の共同展開に合意し、協業に関する基本合意書を締結したと発表した。
SESJが太陽光発電所の設計・施工、および完成後の保守・メンテナンス、Sustecが太陽光発電所用地の発掘や、電力需要家に対する電力供給、また電力運用プラットフォームを活用した電力アグリゲーションサービスの提供をそれぞれ担う。

2023年3月17日

マクニカ,ユカイ工学とホーム入居者の自立促す実証

半導体、サイバーセキュリティなどソリューションプロバイダーのマクニカ(本社:横浜市)とユカイ工学(本社:東京都新宿区)は3月14日、協業して住宅型老人ホームの入居者の自立を促し、スタッフの業務環境を改善するための実証実験を、同日開始すると発表した。
介護施設に居住する高齢者(2施設・各5世帯)に実証実験のモニターになってもらい、施設スタッフとのコミュニケーションに活用する。
この実証実験は神奈川県が運営する、ポストコロナを見据えた新たな事業連携プロジェクト「BAK NEW NORMAL PROJECT 2022」で採択されたもの。神奈川県内の介護施設を運営する聖隷藤沢ウェルフェアタウン、ヴィンテージ・ヴィラ横浜の協力のもと行われる。
住宅型老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、個室中心の居住空間のため、常駐スタッフが少ない。そのため個別ケアのようなサービスを提供するにはスタッフの業務負荷が大きくなる。こうした課題を解決しようというもの。

2023年3月17日

三菱電機 SiCパワー半導体生産増強へ投資額を倍増

三菱電機(本社:東京都千代田区)は3月14日、SiC(炭化ケイ素=シリコンカーバイド)パワー半導体の生産体制強化に向けた新工場の建設をはじめ、パワーデバイス事業における2021年度から2025年度までの累計設備投資を、従来計画の約1,300億円から倍増させ約2,600億円を投資すると発表した。新工場の稼働開始は2026年4月の予定。
近年、とりわけSiCパワー半導体は電気自動車(EV)向け需要の拡大に伴い、急速な市場拡大が見込まれるとともに、低損失・高温度動作・高速スイッチング動作等が求められる様々な応用分野をさらなる市場の広がりが予想されている。
同社はこうした市場拡大に対応するため、SiCウエハについて熊本県で約1,000億円を投じ新工場の建設と設備を増強する。大口径化(8インチウエハ)に対応するほか、市場の旺盛な需要増に応えるため6インチウエハ製品の生産設備を増強する。

2023年3月17日

JR西日本 スマートロッカー活用の商品受取で実証

JR西日本(本社:大阪市北区)は3月13日、SPACER(本社:東京都中央区)と共同で、次世代スマートロッカー活用の新たな商品受取サービス「pikuraku(ピクラク)」の実証実験を実施すると発表した。
実施期間は3月17日〜5月31日。月・火曜日は定休。24時間注文可能。注文後、最短6時間から最長で4日後の21時まで受取可能。受取可能場所は大阪駅、北新地駅、大阪天満宮駅、高槻駅。

2023年3月16日

JFEエンジ 日本初民間資金による洋上風力発電に出資

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は3月13日、ウェンティ・ジャパン(本社:秋田市)が富山県下新川郡入善町沖で開発を進めている、日本初の民間資金による一般海域洋上風力発電事業に出資参画すると発表した。
同事業は入善町沖に3,000KW級風車を3基設置(出力制御により最大出力7,495KWとして運用)するもの。2023年9月からの運転開始を目指しており、発電した電力は全量「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」を活用する予定。同社はこの事業で「運転監視および点検に関する業務の管理」等を担う予定。

2023年3月16日

ワイヤレス充電機能搭載の商用EVで公道実証開始

大日本印刷(本社:東京都新宿区、以下、DNP)、双日(本社:東京都千代田区)、ダイヘン(本社:大阪市淀川区)の3社は3月14日、ワイヤレス充電機能を搭載した商用電気自動車(EV)の実用化に向けて業務提携し、共同で取り組むことで基本合意したと発表した。また、ワイヤレス充電機能を搭載した商用EVでは国内初となる登録認可を軽自動車検査協会より取得し、公道での実証を開始した。
ワイヤレス充電は、充電器よ車体をケーブルで接続する必要がないため、充電作業の負荷軽減と利便性の向上が期待されている

2023年3月16日

電動キックボード新制度7/1から開始決定 免許不要

政府は3月14日、最高速度が時速20キロ以下の電動キックボードを対象とする新たな交通ルールの適用を7月1日から開始すると正式に決定した。改正道交法の施行日を定めた政令などを閣議決定した。
新制度では運転免許証が不要で、原則として車道や自転車専用通行帯を走行し、自転車と同様の扱いとなる。16歳未満の運転を禁止し、ヘルメット着用は努力義務となる。

2023年3月16日

「ハリー・ポッター」開業6/16東京としまえん跡地で

米映画大手傘下のワーナーバラザースジャパン(WBJ、所在地:東京都港区)は3月15日、2020年に閉園したとしまえん跡地(所在地・東京都練馬区、練馬城址公園内)で人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパークを6月16日に開業すると発表した。30年間限定で営業する。
英国・ロンドンに続く世界2カ所目で、アジアでは初。チケット(大人6,300円)は事前予約制。3月22日から先行販売を開始する。料金は大人6,300円、中高生5,200円、4歳〜小学生3,800円。建築中の鉄骨2階建ての施設「スタジオツアー東京」を同日、報道陣に公開した。敷地面積はロンドンより広い9万㎡。

2023年3月16日

「空飛ぶクルマ」大阪城公園で初のテストフライト

大阪城公園で3月14日、「空飛ぶクルマ」のパイロット操縦によるテストフライトが行われた。万博で空飛ぶクルマを運航する事業者の1つに選ばれている丸紅などによって実施されたもの。使用されたのは全長4.5m、高さ2.4m、重さ221kg、プロペラ18枚が付いた米国のリフト・エアクラフト社(本社:テキサス州)製の機体。
プロペラが回り始めると機体はゆっくりと浮かび上がり、およそ8mの高さまで上昇。その後、上空で50m四方を前後左右に移動したり、旋回したりした後、再び元の場所まで戻って着陸した。飛行時間は10〜15分。空飛ぶクルマを公共のスペースでパイロットが実際に操縦する形で飛行させたのは、国内では今回が初めて。

2023年3月16日

古河市兵衛記念センター 旧足尾鉱業所を復元建設

古河機械金属(本社:東京都千代田区)は3月13日、古河三水会理事会社が共同で設立した一般社団法人 古河市兵衛記念センター(2022年11月18日設立)が、1912年に竣工し、その後移築・解体された古河機械金属旧足尾工業所を往時の場所に「足尾銅山記念館」として復元する建設工事に着手すると発表した。
同記念館の建設予定地は栃木県日光市足尾町。工期予定は2023年3月〜2025年3月。施工は古河林業、設計は古河林業・日本設計。木造2階建て(延床面積約1,242㎡、建物高さ約15.8m)。2025年5月開館予定。
古河市兵衛が創業した古河グループは2025年に創業50周年を迎える。1877年に経営を始めた足尾銅山(栃木県)は明治鉱業史に特筆される技術革新を行うことで、日本一の産銅量を誇るまで発展し、古河グループ発展の原動力の役割を果たした。

2023年3月15日

ダイハツ インドネシアで「アイラ」モデルチェンジ

ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は3月10日、インドネシア現地法人、アストラ・ダイハツ・モーター社(以下、ADM)が、Aセグメントの5人乗りコンパクトハッチバック車「AYLA(アイラ)」を約10年ぶりにフルモデルチェンジし、同日販売したと発表した。
今回のフルモデルチェンジにより、最新の1.2Lエンジン(WA型)を採用するとともに、1.0Lエンジン(KR型)についても性能を向上。さらにCVT(D-CVT)やDNGA、Aセグメントプラットフォームを取り入れることで、従来から燃費性能を大幅に向上させている。メーカー希望小売価格は1億3,400万ルピア〜1億8,990万ルピア(約120万円〜約170万円)。生産工場はADMカラワン車両工場。
アイラはインドネシアの新規自動車購入層向けのエントリーカートして、同国のエコカー基準「LCGC」に適合し、2013年の発売開始以来、新市場を開拓、累計販売台数は約27万台に上っている。

2023年3月13日

三菱自 今後5年で電動車9車種含む16車種投入

三菱自動車(本社:東京都港区)は3月10日、2025年度までの新中期経営計画「Challenge 2025」を発表した。
骨子は①目標値を販売台数110万台、営業利益2,200億円(営業利益率7%)②2030年までに総額2,100億円を投じ15GWhの電池を調達する③今後5年間で電動車9車種含む16車種を市場投入する④ASEAN、オセアニアに経営資源を集中、台数・シェア・収益拡大を図る⑤電動化、IT分野、新事業などに研究開発費、設備投資の総額を今後6年で過去水準から約3割増やしていくーなど。

2023年3月13日

VW 24年末以降 日本でもEVバス「ID Buzz」発売

ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の日本法人は3月9日、2024年末以降に日本で電気自動車(EV)の「ID Buzz(アイディーバズ)」を発売すると発表した。「ワーゲンバス」の愛称で日本でも親しまれた伝統のミニバン「タイプ2」のEVモデル。
アイディーバズは、欧州ではすでに販売開始しているが、アジアでの発売は日本が初めてとなり見通し。日本での価格現時点では未定。欧州での価格は約6万4,600ユーロ(約930万円)。航続距離は423km。

2023年3月13日

日産自 電動パワートレイン 26年にコスト30%削減

日産自動車(本社:横浜市西区)は3月9日、電気自動車(EV)とe-POWERの主要部品を共用化し、モジュール化した新開発電動パワートレイン「X-in-1」の試作ユニットを公開した。同社は2026年までに2019年比でコストを30%削減した本電動パワートレインを採用し、EVとe-POWERの競争力をさらに向上させる。

2023年3月12日

エーザイ 認知症薬「レカネマブ」世界売上高1兆円

エーザイ(本社:東京都文京区)の内藤晴夫CEO(最高経営責任者)は3月9日、アルツハイマー治療薬「レカネマブ」の2030年度の世界売上高が1兆円規模になるとの見方を示した。
レカネマブは最終段階の臨床試験(治験)で、早期のアルツハイマー病患者の症状悪化スピードを27%緩やかにする効果を示した。これを受け同社は米国、欧州、日本でレカネマブの製造・販売承認を申請しており、今後高齢化が進む東南アジアなど新興国でも販売したい考え。レカネマブの投与対象者は2030年に250万人になるとみている。

2023年3月12日

オープンハウス2年連続トップ 22年分譲マンション

不動産経済研究所(本社:東京都新宿区)はこのほど2022年の供給実績をもとに、売主グループ別の供給戸数ランキングを作成した。調査対象は全国の新築分譲マンションで、定期借地権マンション、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)以外のエリアの投資用ワンルームマンションも含む。JV物件は売主の事業比率に応じて供給戸数を按分している。
オープンハウスグループ(プレサンスコーポレーション、三立プレコン、オープンハウスデベロップメント)が5,721戸で2年連続のトップとなった。2位は野村不動産グループで4,240戸、3位は三井不動産グループで3,420戸、4位は住友不動産グループで3,109戸、5位は大和ハウス工業グループ(コスモスイニシア含む)で2,575戸、6位はタカラレーベングループで2,387戸、7位は森トラストグループで2,214戸、8位は三菱地所グループで2,135戸、9位は飯田グループ(アーネストワン、一建設、飯田産業など)で1,861戸、10位は日鉄興和不動産グループで1,850戸となっている。

2023年3月12日

コマツ ホンダと電動マイクロショベルを共同開発

コマツ(本社:東京都港区)は3月8日、ホンダ(本社:東京都港区)と電動マイクロショベル「PC01E-1」の系列拡大機種となる「PC05E-1」を共同開発し、2023年度に国内市場への早期導入を目指すと発表した。
コマツは2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置付けて、電動化建機の市場形成に向けて、当該機の早期市場投入および普及を図っていく。

2023年3月11日

DNP フィリピンでMaaS活用の冷蔵物流の実証事業

大日本印刷(本社:東京都新宿区、以下、DNP)は3月9日、フィリピン・マニラ首都圏および近郊で2月10〜24日、物流の最終拠点からエンドユーザーの手元までのラストワンマイルの低温度帯配送「コールドチェーン」を対象に、実証事業を実施したと発表した。この実証事業の中で、DNPが開発したデジタル配送管理システムと、冷蔵・冷凍車に比べて低コストで導入可能な「DNP多機能断熱ボックス」を掛け合わせた物流サービスの実現性、市場受容性を検討した。
今回の実証事業で配送管理の効率化、任意の温度帯を長時間保った配送および、配送業務が未経験のドライバーの業務への適応といった一定の成果が得られた。これを踏まえ将来的には、食品や医薬品等を安全に最終目的地まで届けられる、安くて高品質なコールドチェーンの普及・浸透と、当該市場における新たな雇用創出につなげる。

2023年3月11日

三井不動産 約2,300万KWh/年 メガソーラー用地取得

三井不動産(本社:東京都中央区)は3月8日、全国7カ所でで約2,300万KWh/年の発電量を確保するメガソーラー事業用地を取得したと発表した。取得したのは北海道苫東地域や関東2県、山口県の計7カ所。いずれの用地もメガワット級の大規模太陽光発電施設となる。2023年ごろより順次稼働する予定。これにより、年間CO2削減量1万トンが見込まれるとしている。

2023年3月11日

ファストリ バングラデシュ女性労働者の地位向上支援

ファーストリテイリングは3月8日、バングラデシュの取引先縫製工場における女性従業員エンパワーメントの目標を設定したと発表した。これは同国の主要産業を占める、アパレル産業における女性の地位向上を支援する継続的な取り組みの一環。
主要8工場とともに、2025年末までに①1,500人の女性従業員が管理職になるためのトレーニングを受講②対象工場における女性管理職比率が平均30%以上に上昇③すべての女性従業員が託児所や託児サービス、また身体的・精神的サポートを受けやすい環境が整備されているーなどの達成を目指す。
バングラデシュの2019年の総輸出額の84.4%を占める既製服セクターは、約420万人の労働者を雇用し、その90%が女性。同部門は同国の経済成長の原動力として進化してきたが、女性労働者がこれらの貢献に見合うよう処遇されているか疑問視されている。こうした現状改善の一助とする。

2023年3月11日

セブン&アイ 26年までにイトーヨーカ堂 1/4削減

流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは3月9日、グループ再編の一環として、傘下の大手スーパー、イトーヨーカ堂について、全体の4分の1にあたる店舗の大幅な削減を盛り込んだ新たな経営合理化計画を発表した。
2月末現在で全国に126ある店舗を、地方都市の採算性が低い店舗を中心に、3年後の2026年2月末までに33店舗を削減し、93店舗とするとしている。また、自社で運営するアパレル事業から完全に撤退し、食品事業に集中する。
同社はこの合理化策を通じ、スーパー事業の構造改革を進める一方、主力のコンビニエンスストア事業に経営資源を一段と集中させるとしている。

2023年3月10日

双日 ビナミルクGと牛の肥育農場・食肉加工事業

双日(本社:東京都千代田区)は3月8日、ベトナムの最大手乳業メーカー、ベトナム・デアリ・プロダクツ・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ビナミルク、所在地:ホーチミン市)のグループ会社、ベトナム・ライブストック・コーポレーション・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ビリコ、所在地:ハノイ市)が、ベトナムのビンフック省で同国最大級の牛の肥育農場・食肉加工事業を行うと発表した。
同事業を担うのは、2021年9月に設立した合弁会社、ジャパン・ベトナム・ライブストック(以下、JVL、所在地:ハノイ市)で同日、工場の起工式を行った。工場の稼働は2024年6月を予定。
この施設はビンフック省ダムダオ地区の約75haの土地に、約1万頭の牛を肥育できる農場と、年間約3万頭の処理能力を持つ屠畜(とちく)場、年間約1万トンの牛肉を加工できる工場を保有。肥育から出荷までの工程を一貫して行う。日本と同様の加工設備、衛生・品質管理手法を導入することで工場の生産性を高め、良質な冷蔵肉を安定供給する体制を構築する。
ベトナムの年間牛肉消費量は約50万トン(日本は約100万トン)だが、今後同国の人口(2022年時点約9,900万人)の増加や所得水準の向上により、需要の増加が見込まれる。

2023年3月10日

日産自 メタバースで新車販売 購入まで完結 実証実験

日産自動車(本社:横浜市西区)は3月8日、メタバース(仮想空間)で新車販売する実証実験を始めると発表した。実証機関は3月8日から6月30日まで。車選びから購入契約までをメタバースで完結できるようにする。日産自動車販売と協力し、店舗スタッフが常駐し、対応する。メタバースでの新車販売は、国内の自動車大手では初めて。

2023年3月10日

双日,JOGMEC レアアース確保へ豪ライナス社へ出資

双日と独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)は3月7日、2011年に共同で設立した日豪レアアース(以下、JARE)を通じ、Lynas Rare Earths Limited(本社:豪州・パース、以下、ライナス社)への総額2億豪ドル相当の追加出資を決定した。これに伴い、ライナス社が生産するマウント・ウェルド鉱山由来のレアアース、ジスプロシウムおよびテルビウムの最大65%を日本向けに供給する契約を締結したと発表した。
これは日本企業が参画する鉱山からのレアアース一貫生産プロジェクトにおける初の日本向け供給契約となる。これらのレアアースは電気自動車や風力発電のモーター用磁石を中心に様々な産業で使用される。

2023年3月10日

ホンダ プラットフォーム型自動走行の電動台車開発

ホンダ(本社:東京都港区)は3月7日、米国現地法人アメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州)が、プラットフォーム型自律移動モビリティの実験用車両(自動走行の電動台車)の3代目となる試作車を発表した。3月14〜18日まで米・ラスベガスで行われる建設機械の見本市「CONEXPO-CON/AGG2023」で公開する。
同車両はGPSによる位置情報、高性能センサー「ライダー」による障害物検知機能などを駆使し、自動で走行する。全幅51インチ(1,300mm)、全長119インチ(3,025mm)、全高81インチ(2,052mm)。荷台のサイズ101インチ(2,560mm)×51インチ(1,300mm)。最大積載量2,000ポンド(907kg)。自律走行時最高時速10マイル(16kg)。バッテリー容量18.6KWh。最大積載時の航続距離は最大28マイル(45km)。

2023年3月10日

民泊管理で新制度 講習受講で参入可能に 要件緩和

国土交通省は3月7日、民泊物件を管理する事業者について、関連法令に関する20時間の通信講座と7時間の講義を受ければ、参入を認める新制度の概要をまとめた。2023年度中の運用開始を目指す。講座や抗議の結果を修了試験で確認する。
民泊事業者はこれまで、不動産関連の資格か、住宅取引などに関する2年以上の実務経験を要件としてきたが、参入を促すため要件を緩和する。訪日外国人客の本格回復を見据え、人材が不足する地方都市で担い手を増やすのが狙い。

2023年3月9日

ホンダ 米で燃料電池 定置電源の実証運用を開始

ホンダ(本社:東京都港区)は3月6日、米国現地法人アメリカン・ホンダモーターの敷地内に燃料電池(FC)定置電源を設置し、米国時間3月3日より同社のデータセンター向けの非常用電源として実証運用を開始したと発表した。この取り組みは将来の商用化に向けた第一歩となる。
今回採用するFC定置電源では燃料電池自動車(FCEV)「クラリティ フューエル セル」のFCシステムを再利用している。4基のFCシステムから構成される約250KWのユニットを2台接続することで合計約500KWの出力を有している。またユニットを追加接続することで、さらなる高出力化が可能で、各ユニットは設置環境に合わせた配置が可能という。
ホンダはFCEV、商用車、定置電源、建設機械の4つをコアドメインとして、FCシステムの適用先の拡大を進める。様々な企業との協業・連携を強化しながら、水素の活用拡大に取り組んでいく。

2023年3月9日

商船三井など タイのクリーン水素 供給網構築で覚書

商船三井(本社:東京都港区)は3月6日、タイ発電公社(本社:タイ、バーン・クルワ郡、以下、EGAT)、泰国三菱商事(所在地:タイ・バンコク)並びに千代田化工建設(本社:横浜市)と、タイ南部での再生可能エネルギー由来のクリーン水素・アンモニアバリューチェーン構築に関する覚書を締結したと発表した。
これによりタイにおける脱炭素に向け、商船三井、泰国三菱商事、千代田化工建設が協力して、タイ国内外へ供給するための一連のサプライチェーンを構築することを目指す。

2023年3月9日

三菱商事 フィリピン南北鉄道延伸2,600億円で受注

三菱商事(本社:東京都千代田区)は3月6日、フィリピン運輸省より南北通勤鉄道向け鉄道システム一式を総額2,600億円で受注したと発表した。同プロジェクトは、日本政府が国際協力機構(JICA)を通じて供与する円借款対象案件。
マニラ首都圏およびその近郊における南北通勤鉄道の延伸区間向けに鉄道システム一式(軌道、信号・通信設備、受配電設備、電車線、自動改札機、ホームドア等)を設計・製造・据付を担う。

2023年3月8日