「団塊の世代」「峠の群像」の堺屋太一さん死去

「団塊の世代」「峠の群像」の堺屋太一さん死去

昭和45(1970)年の大阪万博の開催に携わり、「団塊の世代」「峠の群像」などの小説で知られ、政治、経済、文芸など幅広い分野で活躍した堺屋太一さんが2月8日、東京都内の病院で多臓器不全で亡くなった。83歳だった。
堺屋さんは通産省(現経済産業省)官僚時代の昭和50年、石油危機を描いた小説「油断!」で作家デビュー。翌年、戦後の第一次ベビーブーム世代(昭和22~24年生まれ)が将来の日本社会にもたらす様々な影響を予測した小説「団塊の世代」を上梓、ベストセラーとなった。また、平成10年から2年間、民間人の閣僚として経済企画庁長官を務めた。
堺屋さんは東京一極集中を憂い、政治・経済面で大阪がもっと元気にならなければいけないと、大阪の底上げを計るべく叱咤・激励していただけに、幅広い人のその死を悼む声が聞かれた。

2019年2月11日

大阪府のはしか感染者38人ですでに昨年の2倍超え

大阪府のはしか感染者38人ですでに昨年の2倍超え

大阪府感染症情報センターによると、今年の府内の麻疹(はしか)の感染報告が2月3日までに計38人となり、すでに2018年1年間の2倍を超えた。同時期までの感染数としては過去10年で最も多くなっている。
地域別では大阪市内が18人と最多。近年の年間感染報告数をみると、2015年2人、2016年51人、2017年10人、2018年15人だった。2019年になり一転、感染数が急増していることが分かる。

2019年2月10日

大阪天満宮で裁縫技術の上達祈り「針供養」

大阪天満宮で裁縫技術の上達祈り「針供養」

大阪市北区の大阪天満宮で2月8日、裁縫で使い古した針を特大のこんにゃくに刺すことで感謝の気持ちを表すとともに、裁縫技術の上達を祈る伝統行事「針供養」が行われた。
和服を仕立てる和裁士や服飾学校に通う生徒らおよそ1,000人が参加し、幅50cm、高さ10cmほどの特大こんにゃくに縫い針やまち針を次々と刺して供養する姿がみられた。大阪府内はもちろん、兵庫県西宮市からの女性も来ていた。
大阪天満宮では、奈良時代に刺繍や裁縫の技術を日本に伝えたとされる遣唐使の吉備真備が祀られていることから、およそ90年前から毎年行われている。吉備真備は遣唐使船の”遭難”の大きなリスクがあった時代に、2回も遣唐使として中国・唐にわたり帰国後、大和朝廷の中枢で活躍した人物。

2019年2月9日

日生など中之島の未来医療国際拠点整備で優先交渉権者に

日生など中之島の未来医療国際拠点整備で優先交渉権者に

日本生命、京阪ホールディングス、関電不動産開発の3社グループは2月7日、大阪市主催の「中之島4丁目用地における未来医療国際拠点整備・運営事業に関する開発事業者募集プロポーザル」に応募し、このほど優先交渉権者に選定されたと発表した。
同用地については再生医療国際拠点の実現に向け、大阪府・大阪市や経済界が連携し、「中之島4丁目再生医療国際拠点検討協議会」で「未来医療国際拠点基本計画(案)」が取りまとめられている。
3社グループは同拠点を「中之島Multi-links」と銘打ち、未来医療の産業化・国際化の加速に向け、未来医療の創造を牽引するR&Dセンター、実践を牽引するMEDセンター、共有を推進する国際フォーラムの3つの施設を整備することを提案している。施設計画案では敷地面積8,600㎡、延床面積約5万8,000㎡、鉄骨造地上17階建て、2023年10月竣工予定。

2019年2月8日

NECなどがグランフロント大阪でスマートシティの実証実験開始

NECなどがグランフロント大阪でスマートシティの実証実験開始

NEC、一般財団法人アジア太平洋研究所(APIR)、NTT西日本の3者は共同で、グランフロント大阪北館でICT・IoTを活用したスマートシティの実証実験を開始した。同期間は2月1日から3月24日まで。
各種センサーを設置し、混雑度・群衆流量の把握と、異常者の検知に関する実証実験で、より安全・安心なまちづくりのための仕組みを検討する。

2019年2月8日

大阪市内中心部の児童急増で分校新設へ 大阪市

大阪市内中心部の児童急増で分校新設へ  大阪市

大阪市教育委員会は、市内で最も児童数が多い西区の小学校について、5年後の2024年に堀江小学校から西におよそ500m離れた場所に、新たに分校を設置する方針を決めた。
これは大阪市内中心部、西区はじめ中央区、北区でタワーマンションが建設され、生活の利便性を重視する子育て世代の夫婦が入居した結果、子どもの数が急増しているためで、かつての児童数激減で統廃合した状況が嘘のように、現在すでに小学校の中には教室が足りない状況にあるところも出ているという。
大阪市は2024年に、北区でも中之島の大阪国際会議場の近くに小中一貫校を新たに整備する方針だ。

2019年2月7日

外国人受け入れ病院支援へ大阪府が多言語コールセンター設置

外国人受け入れ病院支援へ大阪府が多言語コールセンター設置

大阪府は新年度から、急増する外国人患者を受け入れる医療機関を支援するため、24時間対応が可能な多言語コールセンターを新たに設置する方針を決めた。
大阪を訪れる外国人旅行者は急増しており、2017年で1,100万人を超えた。これに伴い増えているのが府内の、医療機関を受診する外国人旅行者。こうした状況を受け、日本語でのやり取りが難しい外国人を受け入れる医療機関を支援しようというもの。
コールセンターでは府内の救急病院などを対象に、外国人患者との会話を手助けすることにしていて、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5カ国語で対応できる体制を整備する方針。

2019年2月6日

近畿の18年求人倍率1.59倍 過去4番目の高水準

近畿の18年求人倍率1.59倍 過去4番目の高水準

大阪労働局のまとめによると、近畿地方の2018年1年間の平均の有効求人倍率は1.59倍と前年を0.15ポイント上回り、1969年に次ぐ過去4番目の高い水準となった。
府県別では大阪府が1.76倍(前年比+0.19)、京都府が1.57倍(同+0.07)、奈良県が1.46倍(同+0.17)、兵庫県が1.43倍(同+0.15)、滋賀県が1.38倍(同+0.09)、和歌山県が1.34倍(同+0.07)だった。
今後の見通しについて大阪労働局では、慢性的な人手不足を背景に基調は変わらず、雇用情勢は堅調に推移するとみている。

2019年2月5日

一般会計2兆6,000億円 大阪府2019年度予算案の概要判明

一般会計2兆6,000億円 大阪府2019年度予算案の概要判明

大阪府の2019年度の予算案の概要が明らかになった。一般会計の総額は今年度を300億円ほど上回る、およそ2兆6,000億円とする方針だ。
主な内訳は6月に大阪で開催される「G20サミット」の府民への周知や開催の支援などにおよそ3億6,000万円、カジノを含む統合型リゾート、IR施設を大阪に誘致するため、事業者の募集に向けた調査や、国への申請に必要な計画の作成にかかる費用などとして、3億円余を計上している。
また、2025年に開催される「大阪・関西万博」の実施主体となる博覧会協会の負担金や、府民の機運を醸成するための事業経費などとして2億円余を盛り込んでいる。
一方、財源不足のため、財政調整基金の取り崩しは340億円ほどに上ると見込んでいる。

2019年2月4日

「第八回介護甲子園 決勝大会」日本介護協会 リードと共催

「第八回介護甲子園 決勝大会」日本介護協会 リードと共催

リードエグジビションジャパン(本社:東京都新宿区)は2月20日から3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で「第5回介護&看護EXPO大阪」を開催、会場内で21日「第八回介護甲子園決勝大会」(主催:一般社団法人日本介護協会/共済:リードエグジビションジャパン)を開催する。
介護甲子園は介護施設の各事業所が取り組みを発表、投票により日本一を決める日本最大級の介護コンテスト。今回は過去最多の7,218の介護事業所が全国各地よりエントリー。各事業所が取り組んでいるオリジナルの工夫・事例を発表する。予選を勝ち抜いた6事業所が競演する。会場内で全観戦者が投票し、日本一を決定する。

2019年2月3日

「大阪・関西万博」協会設立 事務総長にジェトロ石毛氏

「大阪・関西万博」協会設立 事務総長にジェトロ石毛氏

「大阪・関西万博」の実施主体となる「2025年日本国際博覧会協会」が1月30日設立され、会長に経団連の中西会長が選任された。中西会長は、万博の成功に向けて官民が結束して準備を本格化させる考えを示した。また、博覧会協会の事務総長に日本貿易振興機構(ジェトロ)の石毛博行理事長を充てることを明らかにした。
この日、万博会場の夢洲(ゆめしま)に近い大阪府の咲洲(さきしま)庁舎の、博覧会協会の事務室となる部屋の前に「二〇二五年日本国際博覧会協会」の看板が掛けられた。
なお設立総会と理事会には経団連の中西会長、関経連(関西経済連合会)の松本会長ら経済界の代表、大阪府の松井知事、大阪市の吉村市長などが出席した。

2019年2月1日

関西のホテルで全室禁煙化の動き広がる

関西のホテルで全室禁煙化の動き広がる

関西のホテルで客室をすべて禁煙にする動きが広がっている。これは外国人旅行者の増加や健康志向の高まりを受けたもの。
阪急阪神ホテルズは18の直営ホテルのうち、ホテル阪急インターナショナルや大阪新阪急ホテルなど15のホテル合わせて4,380の客室を、今年8月をめどにすべて禁煙にする。また、大和ハウス工業グループのダイワロイヤルホテルグランデ京都がすべて客室を禁煙にした。
このほか、リーガロイヤルホテルグループのリーが中之島インは、2019年度中にすべての客室を禁煙にすることを検討中だ。

2019年1月31日

外国人旅行者の関西での29年度消費1.25兆円

外国人旅行者の関西での29年度消費1.25兆円

日銀大阪支店の調査レポートによると、外国人旅行者の平成29年度の関西での消費額が前年度比18%余増の1兆2,566億円に上った。これは、外国人旅行者による関西での買い物や宿泊料金、飲食費や交通費を合わせたもの。
また、帰国した外国人旅行者が、国境を越えたインターネット通販を利用する動きが拡大しており、関西では化粧品などの輸出が増えているという。
関西での外国人旅行者の消費の増加は、引き続き関西経済をけん引する役割の一端を担っている。

2019年1月30日

近畿の18年貿易収支4年連続黒字 輸出が過去最高

近畿の18年貿易収支4年連続黒字 輸出が過去最高

大阪税関が発表した近畿2府4県の2018年の貿易概況(速報)によると、貿易収支は1兆7,895億円の黒字で、4年連続の黒字を達成した。
輸出額は中国向けの自動車用のエンジンや、米国向けのリチウムイオン電池の原料が増加したことなどから、前年比3.5%増の17兆1,947億円と、比較可能な統計のある1979年以降で、11年ぶりに過去最高を更新した。
一方、輸入額は原油やLNG(液化天然ガス)の価格が上昇したことなどから、前年比5.1%増の15兆4,052億円となった。この結果、輸出額から輸入額を差し引いた2018年の貿易収支は前年比8.2%減少したが、4年連続の黒字となった。

2019年1月29日

大坂なおみ初優勝 テニス全豪オープン

大坂なおみ初優勝 テニス全豪オープン

テニスの4大大会、全豪オープンは1月26日、オーストラリア・メルボルンで女子シングルスの決勝戦が行われ、世界4位の大坂なおみ選手が世界6位のチェコのぺトラ・クビトバ選手にセットカウント2対1で勝ち、優勝した。
対戦相手のクビトバ選手は左利きの選手で、強力なサーブを持ち味に、今大会は6試合連続のストレート勝ちで、決勝に進出していた。
試合は大坂選手のストレート勝ち目前の第2セット、クビトバ選手の猛反撃に遭い、流れがクビトバ選手に傾き5―7で奪われ、セットカウント1-1のタイとなった。大坂選手にとって勝利目前、勝利の女神が掌中から逃げて行ったような極めて嫌な流れになった。
だが、最終の第3セットで大坂選手は冷静さを取り戻し、相手を上回る精度の高いストロークでミスを誘い、再び流れを引き寄せて6-4で取って、勝利を収めた。
大坂選手は昨年の全米オープンに続く4大大会2大会連続2回目の優勝を果たした。この結果、大坂選手は大会後の世界ランキングで男女を通じてシングルスでアジア初の1位になることが確定した。

2019年1月27日

万博略称は「大阪・関西万博」関西の魅力アピール

万博略称は「大阪・関西万博」関西の魅力アピール

経済産業省は1月24日、2025年に大阪で開催される万博について、正式名称を「2025年日本国際博覧会」とすると発表した。また、略称について大阪だけでなく、関西全体の魅力をアピールする狙いから「大阪・関西万博」とすることも決めた。
1月30日に国と地元自治体、経済界が、経団連の中西会長をトップとする「2025年日本国際博覧会協会」を設立する予定で、官民一体で準備を進める。

2019年1月27日

センバツ 履正社高校など近畿から出場6校決定

センバツ 履正社高校など近畿から出場6校決定

3月23日に甲子園球場で開幕するセンバツ高校野球大会に出場する32校が発表された。近畿からはセンバツ出場最多の41回目となる京都の龍谷大平安高校など合わせて6校の出場が決まった。
兵庫の明石商業は3年ぶり2回目、大阪の履正社高校は2年ぶり8回目、智弁和歌山高校は2年連続13回目、京都の福知山成美高校は5年ぶり3回目、市立和歌山高校は3年ぶり6回目のそれぞれ出場となる。大会は休養日を含めて12日間の日程で行われる。
なお、史上初となるセンバツ3連覇を目指していた大阪桐蔭高校は選出されなかった。

2019年1月26日

インフルエンザ患者 近畿で増え続ける 滋賀などで最多

インフルエンザ患者 近畿で増え続ける 滋賀などで最多

本格的な流行期に入ったインフルエンザが、近畿2府4県すべてで患者が増え続けている。中でも滋賀県、兵庫県、京都府、大阪府では昨年の最も多かった時期を上回り、過去10年で最も多くなっている。
近畿各府県のまとめによると、1月20日までの1週間に調査対象となっているおよそ790の医療機関で、新たにインフルエンザと診断された患者数は合わせて3万7,812人で、前の週と比べておよそ1万人増えた。
その結果、1医療機関当たりの平均では滋賀県が57.02人、兵庫県が51.84人、京都府が.51.17人、大阪府が46.09人、和歌山県が41人、奈良県が38.13人で、すべての府県で前の週を上回った。

2019年1月26日

大阪市 中央区の児童相談所を建て替え機に浪速区へ移転

大阪市 中央区の児童相談所を建て替え機に浪速区へ移転

大阪市は2024年の開設を目指して建て替える大阪市中央区の児童相談所「こども相談センター」について、より広い用地を確保できるとして、建て替えに合わせて市内の浪速区に移転する方針を決めた。
浪速区の「浪速青少年会館」の跡地に、こども相談センターを建て替える。同センターには虐待から子どもを一時的に守る「一時保護所」が併設されるが、国は子どもを支援する体制を強化するため、保護所の個室化を進めていて、新しいセンターもこうした方針に沿って建てられる予定。

2019年1月25日

「関西元気文化圏賞」大賞に本庶さん

「関西元気文化圏賞」大賞に本庶さん

関西の経済団体などが、日本を元気にすることに貢献した関西ゆかりの個人や団体に贈る「関西元気文化圏賞」の大賞に昨年、ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶佑さんが選ばれた。
また、特別賞に昨年夏の全国高校野球選手権で史上初となる2度目の春夏連覇の偉業を達成した大阪桐蔭高校硬式野球部と、ジャイアントパンダの16頭目の繁殖に成功した和歌山県白浜町の動物公園、アドベンチャーワールドが選ばれた。

2019年1月23日

NTTドコモ 大阪府民向け健活マイレージに参画

NTTドコモ 大阪府民向け健活マイレージに参画

NTTドコモ関西支社とドコモ・ヘルスケアは、大阪府が府民向けに大阪市内などで1月21日から提供する「おおさか健活マイレージ アスマイル」に、協力企業として参画し、dポイントや歩数計、歩数計アプリなどを提供するとともに、ドコモショップを通じてこのプログラムの認知拡大を図り、府民のプログラム参加を促進する。
専用のスマートフォンアプリ「アスマイル」をダウンロードすることで始められる。1月21日から5月31日まで大阪市、門真市、岬町で先行、10月から府内すべての市町村で展開する。
大阪府は府内在住の18歳以上の方を対象に、ポイントを貯めながら楽しくおトクに健康づくりにチャレンジできる府民サービスとして、このプログラムの提供を決めた。

2019年1月22日

伊藤美誠選手 卓球女子で2年連続3冠達成

伊藤美誠選手 卓球女子で2年連続3冠達成

大阪市の高校3年生、伊藤美誠選手が1月20日、大阪市で開かれた全日本選手権で女子シングルス決勝戦を制し、2連覇を果たした。すでに優勝している女子ダブルス、混合ダブルスと合わせて女子では初となる2年連続3冠の偉業を達成した。
全日本選手権の大会最終日の20日、女子シングルス決勝戦で伊藤選手は、史上最年少で決勝に進出した木原美悠選手(14)と対戦した。伊藤選手は4ゲーム目こそ落としたが、複雑に変化する巧みなレシーブや、多彩で豪快なショットで木原選手を圧倒、反撃を許さなかった。
昨年の3冠達成で自信をつけ、海外での大会の連戦で好成績を収めるなど、この1年でレベルアップしていることを確認した大会となった。

2019年1月21日

近畿の倒産18年は2,053件で2年ぶり減少

近畿の倒産18年は2,053件で2年ぶり減少

帝国データバンクのまとめによると、近畿2府4県で2018年に1,000万円以上の負債を抱えて法的整理になった企業は2,053件で、前年より121件(5.6%)減少した。
年間の倒産件数が前年を下回るのは2年ぶりで、過去10年間では2番目に低い水準となった。業種別では建設や機械などで倒産は減少したが、人手不足が深刻化しているサービスで増加した。
負債総額は2,052億8,600万円で、前年を190億円余(8.5%)下回り、2年連続で減少した。

2019年1月21日

追悼!阪神・淡路大震災24年 どう「つなぐ」記憶・教訓

追悼!阪神・淡路大震災24年 どう「つなぐ」記憶・教訓

1月17日、6,434人が犠牲となった阪神・淡路大震災から24年。神戸市など甚大な被害を受けた各地域では、遺族などが地震が起きた午前5時46分に黙とうし、犠牲者を悼んだ。
神戸市中央区の東遊園地ではおよそ5,000本の灯籠に明かりが灯され、集まった多くの遺族や被災した人たちが、肉親や近親者を亡くした悲しみや様々な思いを新たにし、御霊に祈りを捧げていた。
東遊園地では今回、「1995」「1.17」に加えて、テーマとして設定した「つなぐ」という文字の形に灯籠が並べられた。つなぐの文字に、震災の経験を世代を超えて引き継いでいきたいとの思いを込めたという。

2019年1月18日

大阪府 2月に風疹の臨時抗体検査実施 費用無料

大阪府 2月に風疹の臨時抗体検査実施 費用無料

大阪府は府内で風疹の患者が急増していることを受け、2月に妊娠を希望する女性やその配偶者を対象に、平日の夜や土曜日の日中に保健所で免疫があるかどうかを調べる、臨時の抗体検査を行うことを決めた。
府が所管する11の保健所で実施する。検査を受けるには各保健所に事前に電話で予約する必要がある。費用は無料。
風疹は妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が起きる恐れがある。大阪府内の2018年の患者数は120人に上り、前年の12倍に急増している。

2019年1月15日

インフルエンザ 滋賀・京都・大阪で「注意報」レベルに

インフルエンザ 滋賀・京都・大阪で「注意報」レベルに

全国的な流行期に入っている今シーズンのインフルエンザは近畿地方でも患者が増えていて、滋賀・京都・大阪の3府県で「注意報」レベルに達している。
近畿2府4県のまとめによると、1月6日までの1週間で調査の対象となっているおよそ780の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は前の週を30%上回る1万217人だった。
府県別にみると、1医療機関当たりの平均で滋賀県が23.67人、京都府が14.72人、大阪府が14.64人、兵庫県が9.83人、和歌山県が8.20人、奈良県が7.38人だった。1医療機関当たり10人を超えた滋賀県、京都府、大阪府が注意報レベルに達している。来週以降、患者の数はさらに増えるとみられる。

2019年1月14日

「G20サミット」の警備は過去最大規模に

「G20サミット」の警備は過去最大規模に

6月28~29日、インテックス大阪で開催される、日本で初めてとなる「G20サミット」(主要20カ国首脳会談)の警備態勢は、3年前の伊勢志摩サミットお2万3,000人を上回る過去最大規模になる見通しだ。
同サミットでは20カ国首脳に加え、8カ国の招待国と9つの国際機関が参加する。これだけ多くの首脳が一度に来日する初の機会となる。
大阪府は2月の定例府議会に、会場周辺などでドローンを飛ばすことを禁止する条例案を提出するほか、首脳が移動する際には阪神高速の湾岸線や環状線を中心に大規模な交通規制が見込まれることから、開催期間中の交通量を半分まで抑えることを目標に、企業や市民に協力を呼び掛ける。

2019年1月13日

関空国際線の年末年始利用者7%増の96.6万人と最多更新

関空国際線の年末年始利用者7%増の96.6万人と最多更新

大阪出入国管理局関西空港支局のまとめによると、12月21日から1月3日までの年末年始の14日間に関西空港国際線を利用した人は、出発がおよそ51万1,000人、到着がおよそ45万5,000人で合わせて96万6,000人となり、前年より7%増えた。
内訳は日本人が35万人、外国人が61万6,000人と外国人が6割を占めている。1日あたりの利用者はおよそ6万9,000人になり、年末年始としては6年連続で最多を更新した。関空を出発した人が向かった先は多い順に、韓国、中国、東南アジアだった。

2019年1月12日

「十日戎」で商売繁盛願い恒例の「宝恵駕行列」

「十日戎」で商売繁盛願い恒例の「宝恵駕行列」

今年1年の商売繁盛を願う大阪・浪速区の今宮戎神社の「十日戎」で、芸妓さんたちが華やかな駕籠に乗って練り歩く恒例の「宝恵駕行列(ほえかごぎょうれつ)」が、1月10日行われた。
今年の行列には、芸妓さんとともに、NHKの連続テレビ小説「まんぷく」でヒロイン・福子の元同僚、野呂幸吉役を演じる俳優の藤山扇治郎さんが、コック姿で参加した。
今宮戎神社には今年1年の福を求めて、1月11日までの3日間におよそ100万人の参拝客が訪れる見通しだ。

2019年1月11日

児童虐待防止へ大阪市が警察と情報共有へ

児童虐待防止へ大阪市が警察と情報共有へ

大阪市は1月8日開かれた会議で、来年度以降、第三者からの通報を受けて虐待と認定したケースについて、すべての情報を警察と共有し、連携して児童虐待防止に取り組む方針を決めた。
虐待と認定したケースのうち、骨折などの大けがや、子どもの面倒をみない「ネグレクト」などリスクの高いものについて、来年度から即日、警察に情報を提供するほか、2021年度からは情報を管理するシステムを改修して、軽度の虐待についても情報の共有を始めるとしている。

2019年1月10日