東洋エンジニアリング(本社:千葉県習志野市)は5月31日、インドネシアで同国肥料公社ププック・インドネシア(PIHC社)と、同国アチェ州ププック・イスカンダル・ムダ社(PIM社)の肥料工場におけるグリーンアンモニア生産に関するフィージビリティスタディ(FS)に関し、経済産業省より「令和4年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業」の対象案件として採択を受け、調査を開始すると発表した。
再生可能エネルギーの電力源選定、電力供給量変動への対応方法等を考慮しつつ、安全かつ経済合理性を持った事業とするための検証を行う予定。
アンモニアは燃焼時にCO2を排出しないため、脱炭素化に向けた石炭火力発電での混焼や船舶燃料の代替としてのクリーンな燃料、あるいは水素を国際輸送するうえでのキャリアーとしての期待が高まっており、日本政府は2030年に年間300万トンの燃料アンモニアの導入目標を定めている。
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スズキ インドでの再生エネ由来の電力使用を拡大
スズキ(本社:静岡県浜松市)は6月2日、カーボンニュートラルの実現に向け、インド四輪工場において、再生可能エネルギー由来の電力使用を拡大すると発表した。
同社のインド生産子会社スズキ・モーター・グジャラート社(以下、SMG)は2022年5月、スズキグループとして初めて、電力事業者がSMG敷地外に位置する発電設備から電力を購入するオフサイトコーポレートPPAの仕組みを利用して、再生可能エネルギー由来電力をの調達を開始した。
発電設備は風力と太陽光のハイブリッド型(発電出力17.6MW)で、インド再生可能エネルギー事業者大手ReNew Power Private LimitedがSMG専用として設置した。この取り組みによりCO2排出削減量は年間約5万9,000トンを見込む。スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社ではマネサール工場敷地内の太陽光発電で、発電出力を26.3MWまで拡大。これによるCO2排出削減量は年間約2万トンを見込んでいる。
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日本調剤 内航船員を対象にオンライン服薬指導開始
全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤(本社:東京都千代田区)は5月30日、内航船員を対象とした船上でのオンライン服薬指導を開始すると発表した。同社は、ゼクト(本社:東京都千代田区)が開発したオンライン診療システム「ゼクト・メディカル・オンライン」を用いて、国内貨物の海上運送を担う「内航船」の船員を対象に展開する。慢性疾患を抱える内航船員の治療・服薬をサポートする。
新型コロナウイルス流行以降、内航船員は社会機能を支えるエッセンシャルワーカーとして改めてその重要性が認識されている。国土交通省によると、2017年度の船員の平均疾病発生率は0.81%で、陸上労働者(全国健康保険協会の加入者)の疾病発生率0.41%と比較して高い状況にある。
ウィルグループ 特定技能を強化,技能実習生の入国再開
人材派遣などのウィルグループ(本社:東京都中野区)傘下のウィルオブ・ワーク(本社:東京都新宿区)は、在留資格「特定技能」の資格取得・就職支援活動を強化する。今後、ミャンマー、ベトナムなどからの特定技能外国人の受け入れを推進。特定技能外国人の就業機会を創出するため、登録支援機関として2023年3月までに支援人数500名を目指す。
すでにミャンマーからの介護技能実習生の入国を再開。5月23日に1年4カ月ぶりとなる13名を迎え、技能実習生の来日後の日本語教育や生活面サポート、また介護施設職員への共働指導サポートを行う。
ミャンマーからの介護技能実習生は2022年末までに約30名の来日を予定しており、サポートする実習生は累計70名以上となる。