大阪造幣局の「桜の通り抜け」4/9スタート

大阪造幣局の「桜の通り抜け」4/9スタート

大阪造幣局(大阪市北区)の「桜の通り抜け」(4月9~15日)が始まるのを前に、お年寄りらを招いた特別観桜会が8日、同局であった。期間中の混雑を避けてゆっくり桜を楽しんでもらおうと、毎年解されている。今年は大阪市内の老人ホームや障害者施設などから約2500人を招待した。「通り抜け」は、造幣局の南門から北門までの一方通行(約560㍍)に132品種350本の桜が並ぶ。現在、桜は全体的に3分咲きといい、週末に見ごろを迎えるという。

近畿の14年度の倒産 91年度以降で最少 5年連続減少

近畿の14年度の倒産 91年度以降で最少 5年連続減少

東京商工リサーチは4月8日、近畿2府4県で2014年度に倒産した企業(負債額1000万円以上)の負債総額は前年度比12.4%減の3436億円で、1990年度以降、最も少なかったと発表した。負債1000億円を超えるような大型倒産がなく、金融機関の貸し出し姿勢も積極的だったことが要因。倒産件数も7.3%減の2436件と5年連続で減少し、91年度以降で最少だった。地域別の件数は、滋賀県と兵庫県で増加し、大阪府、京都府、奈良県、和歌山県の2府2県は減少した。

なお、2014年度の全国の倒産件数は前年度比9.4%減の9543件だった。6年連続で減少し、1990年度以来24年ぶりに1万件を割り込んだ。負債総額は32.7%減の1兆8686億円で、89年度以来25年ぶりに2兆円を下回った。負債100億円以上の大型倒産が減少したことが要因。

大阪市西区に”西日本の顔” ヤマハが新ビル完成

大阪市西区に”西日本の顔” ヤマハが新ビル完成

ヤマハは大阪市西区に楽器事業全般を手掛ける「ヤマハ大阪ビル」を完成した。従来の周辺3拠点の機能を集約し利便性を高めた。楽器や楽譜、書籍などの販売店舗や楽器の修理対応、音楽教室、イベント用ホールなどを設けた”西日本の顔”と位置付け、各業務の連携でビジネスチャンスの拡大を図る。

摂津市・関大・国循センターが協定 医療中心に街づくり

摂津市・関大・国循センターが協定 医療中心に街づくり

大阪府摂津市、関西大学、国立循環器病研究センター(国循センター)は、健康や医療を中心に街づくりを進める連携協定を結んだ。摂津市と隣の吹田市にまたがる旧国鉄吹田操車場跡の再開発が進んでおり、ここへ国循センターが2018年度をめどに移転してくる。国循センターは住民の健康増進、救急モデルなどの塩業を提案しており、具体化を今後検討する。

累計来場者数1億人突破 グランフロント大阪開業1年11カ月

累計来場者数1億人突破 グランフロント大阪開業1年11カ月

グランフロント大阪(大阪市北区)は4月6日、2013年4月26日の開業からの累計来場者数が1億人を突破したと発表した。711日目(約1年11カ月)で到達。記年の当日来場した1000人に記念品のノートを配布した。大阪の大規模ビジネス拠点として定着。今後はアジアの窓口となり、国際的な拠点への成長を目指す。

来場者数1億人突破 グランフロント大阪開業1年11カ月

累計来場者数1億人突破 グランフロント大阪開業1年11カ月

グランフロント大阪(大阪市北区)は4月6日、2013年4月26日の開業からの累計来場者数が1億人を突破したと発表した。711日目(約1年11カ月)で到達。記年の当日来場した1000人に記念品のノートを配布した。大阪の大規模ビジネス拠点として定着。今後はアジアの窓口となり、国際的な拠点への成長を目指す。

糖尿病の”引き金分子”をマウスの実験で発見 阪大チーム

糖尿病の”引き金分子”をマウスの実験で発見  阪大チーム

大阪大の研究チームは4月6日、脂肪組織に慢性の炎症を引き起こし、糖尿病など生活習慣病の原因となる分子を、マウスの実験で発見したと発表した。この分子の働きを妨げると、太らせても糖尿病は軽度に抑えられたという。論文は7日、米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。

研究チームは慢性炎症の「最初の引き金」を探るため、マウスに高脂肪、高カロリーの餌を与え続ける実験を行った。8週間後に体重が通常の2倍になり、糖尿病が発症したが、体重が増える前の1週間後から、免疫に関するS100A8というたんぱく質が脂肪組織内に多く出ていることが分かった。このたんぱく質は炎症に関わる免疫細胞を活発にする働きがあり、研究チームは慢性炎症の引き金とみている。高脂肪、高カロリーの餌を与えると同時に、S100A8の抗体を週2回注射すると、糖尿病の発症は軽く抑えられたという。

関西・四国の広域地銀誕生へ 大正銀、トモニの傘下に

関西・四国の広域地銀誕生へ 大正銀、トモニの傘下に

三菱UFJフィナンシャル・グループ系列で、大阪地盤の大正銀行が16年春にも四国のトモニホールディングスの傘下に入る。トモニが株式交換方式で大正銀行を買収する。香川銀行と徳島銀行を傘下に持つトモニは、初の関西・四国の広域地銀として成長を探る。週内にも発表する。日本経済新聞が報じた。

「大阪都構想」反対が10.8㌽上回り47.5%に 賛成が下降

「大阪都構想」反対が10.8㌽上回り47.5%に 賛成が下降

共同通信社が大阪市に有権者を対象に4月4、5の両日実施した電話世論調査によると、大阪市を廃止し5つの特別区を新設する「大阪都構想」への反対は47.5%で、賛成36.7%を10.8㌽上回った。3月14、15の両日実施した前回調査では賛成43.1%、反対41.2%と拮抗していた。

御堂筋活性化アイデア 幅広い応募 最優秀賞など決まる

御堂筋活性化アイデア 幅広い応募 最優秀賞など決まる

大阪市のメインストリート、御堂筋を活性化させるアイデアを日本建築協会が「そぞろ歩く御堂筋」をテーマに募集した。御堂筋沿道区間を対象地域に、敷地内の空き地や歩道の魅力的な活用方法を提案した作品は、小学生から70代までの応募があった。この表彰式が竹中工務店大阪本店で行われ、応募総数59点の中から選ばれた最優秀賞1点と優秀賞5点の受賞者らに賞状などが贈呈された。

つんく♂さん 声捨て生きる がん治療で声帯摘出

つんく♂さん 声捨て生きる  がん治療で声帯摘出

ロックバンド・シャ乱Qのボーカルとして、またアイドルグループ「モーニング娘。」のプロデューサーとして知られるつんく♂さん(46)が4月4日、母校・近畿大学(大阪府東大阪市)の入学式に参加し、がん治療のため声帯を摘出し、声を失ったことを公表した。当初、入学式のプロデューサーを務めたつんく♂さんは、首にストールを巻いた姿でステージに立った。だが、ほほ笑みつつも発言はないまま。そして、ステージ脇のモニターに「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」などのメッセージが映し出され、がんの治療のため声帯を摘出したことが明かされた。

「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事をこれから考えながら生きていこうと思います。皆さんも、あなただから出来る事。あなたにしか出来ない事。それを追求すれば学歴でもない、成績でもない、あなたの代わりでは無理なんだ、という人生が待っていると思います」などのメッセージを新入生に贈った。

春満喫の万博公園で「桜まつり」と「全国大陶器市」

春満喫の万博公園で「桜まつり」と「全国大陶器市」

大阪府吹田市の万博記念公園で「桜まつり」と「全国大陶器市」が開かれ、好天の4月4日、大勢の花見客、陶器ファンらでにぎわった。大陶器市には美濃焼(岐阜県)、萩焼(山口県)、有田焼(佐賀県)など全国から約40の業者が50万店の陶器を携えて大集合。花瓶、つぼ、大皿、小皿、茶碗など様々な作風の焼き物がテントに並べられた。

また園内にあるソメイヨシノなど9種類の5500本のサクラが満開になり、家族連れらが桜の下に陣取って弁当に舌鼓を打ったり、写真を撮ったりして春の一日を過ごしていた。いずれも12日まで。期間中、園内の東大路で桜のライトアップがある。

近畿3月景況感 3カ月連続改善もまだ回復途上

近畿3月景況感 3カ月連続改善もまだ回復途上

帝国データバンク大阪支社が4月3日に発表した近畿2府4県の3月の景気動向指数(DI)は44.5と前月から1.3㌽上昇した。改善は3カ月連続。全国10地域でみると、北陸を抜き1年11カ月ぶりに8位へ返り咲いた。DIは50を上回ると「景気が良い」と判断した企業が多いことを示す。

業種別ではインバウンド消費の増加を追い風に、小売り(39.9)が前月から3.1㌽改善した。公共投資や再開発の増加を受けて、建設(51.3)は7カ月ぶりに50㌽を超えた。消費増税の駆け込み需要に沸いた前年同月(49.8)と比べると、まだ回復途上にある。

大阪府・市議選322人が届け出 第18回統一地方選告示

大阪府・市議選322人が届け出  第18回統一地方選告示

第18回統一地方選の大阪府議選(定数88)、大阪市議選(同86)は4月3日告示され、それぞれ53選挙区に182人、24選挙区に140人が立候補の届け出を行い、12日の投開票に向け、激戦がスタートした。

異例の紆余曲折を経て、大阪市を廃止し特別区に分割する「大阪都構想」の住民投票を5月17日に控え、これを推進する大阪維新の会と、対立する自民、民主、公明、共産の各党の論戦が本格化した。

関西圏の戦略特区 規制緩和要望100件中認定わずか7件

関西圏の戦略特区  規制緩和要望100件中認定わずか7件

岩盤規制の打破により産業の活性化を目指す「国家戦略特区」(全国9地域)の一つに大阪府・京都府・兵庫県の全域が「関西圏」として2014年3月28日に選定されてから1年が過ぎた。この間に3府県から出された約100件の規制改革要望のうち、実際に規制が緩和された認定事業はわずか7件のみにとどまっている。関係者からは緩和のスピードアップを求める声が上がっている。

保険診療と保険の利かない診療を組み合わせる「混合診療」拡充に向けて、海外未承認の医薬品にも審査機関の短縮特例を適用する要望は、「安全面で必要な証明が速やかにそろうとは言い難い」(厚生労働省)として、ごく一部しか認められなかった。関係者からは「要望から1年以上かかるのでは、特区の意味がない」(関西の自治体担当者)との声も漏れる。大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭も「スピード不足と言わざるを得ない」と指摘している。関西の政財界は現在、再生医療製品を短期間で実用化できる制度を、特区内では医薬品や医療機器にも認める要望など、優先項目を絞って国に実現を求めている。

「ルクア」売上高初日3億5000万円 目標上回る

「ルクア」売上高初日3億5000万円 目標上回る

JR大阪駅北側の駅ビルに4月2日開業した商業施設「ルクア1100(イーレ)」を運営するJR西日本SC開発は3日、イーレと隣の専門店街「ルクア」を合わせた2日の売上高は約3億5000万円だったと発表した。1日平均で約2億1000万円とする目標を上回った。SC開発は両施設を合わせた「ルクアOSAKA」として、1年で売上高770億円を目指す。来館者数は約32万人で、目安としていた1日平均約19万人を大幅に上回った。1年目の来館者数は7000万人を目指している。

15年度は「医療拠点形成プロジェクト」推進 大商

15年度は「医療拠点形成プロジェクト」推進  大商

大阪商工会議所は3月30日、「メディカル・ポリス形成プロジェクト」などの戦略事業の一層の推進を目指す2015年度の事業計画を決めた。新規事業では機能性表示食品届け出支援制度の整備などを盛り込んだ。大商の成長戦略「千客万来都市OSAKAプラン」第2期の中間年度として成果を念頭に取り組む。

機能性表示食品届け出支援制度の整備では、大阪府や日本健康栄養・食品協会と連携し、企業による消費者庁への届け出を支援する仕組みや相談窓口を設置する。このほか、ASEAN共同体(AEC)発足に向け、ASEANボーダーレスビジネス展開を支援する。

JR大阪駅北側「ルクアイーレ」開業 脱百貨店で再起

JR大阪駅北側「ルクアイーレ」開業  脱百貨店で再起

JR大阪駅北側のビルに入る商業施設「ルクア1100(イーレ)」(地上10階、地下2階、売り場面積3万3000平方㍍)が4月2日オープンし、隣接する「ルクア」と合わせて約32万人が来店しにぎわった。業績不振に陥った百貨店「JR大阪三越伊勢丹」を全面改装し、百貨店部分は面積を4割に縮小した。三越伊勢丹は既存の百貨店とは一線を画し、専門店との垣根をなくした”脱百貨店”戦略で再起を図る。

関空の免税店エリア1.4倍に広がり全面オープン

関空の免税店エリア1.4倍に広がり全面オープン

関西国際空港の免税店エリアが3月31日、これまでの1.4倍の広さとなって全面開業した。急増している海外からの訪日観光客を取り込もうと1年前から75億円をかけて改装していた。2014年9月に一部開業し、今回31日に高級ブランドの「シャネル」などが開店して全面オープンした。

出国手続きの後に買い物ができる免税店エリアは、今回の改装で4600平方㍍から6400平方㍍に広がった。店舗の数は35から41に増えた。高級ブランドのほか日本酒や家電などのおみやげをそろえた店を増やした。関空にある店舗の売上高の合計は2013年度で約450億円。14年度には拡張部分の一部が開業したこともあり、600億円になる見込みだ。