舞洲をスポーツ拠点に 大阪市がセレッソらと包括協定

舞洲をスポーツ拠点に 大阪市がセレッソらと包括協定

大阪市は市内に拠点を置くサッカーJリーグのセレッソ大阪などとスポーツや地域振興で連携する包括協定を結んだ。
今回、大阪市が包括協定を結んだのは、此花区の舞洲を練習の拠点としている「セレッソ大阪」と、バスケットボールのプロチーム「大阪エヴェッサ」。
大阪市がスポーツチームと協定を結ぶのは初めてで、今後は両チームが市内の小中学校でスポーツ教室を行う機会を増やすなど、スポーツや地域振興で連携を深めていく。
舞洲には2017年、プロ野球のオリックスも2軍の練習拠点を移す予定で、舞洲はプロスポーツチームの拠点となりつつある。

鴻海、シャープ買収に優先交渉権?双方の認識に相違

鴻海、シャープ買収に優先交渉権?双方の認識に相違

経営再建中のシャープ買収を目指している台湾の鴻海精密工業の郭台銘会長は2月5日午前、大阪市のシャープ本社を訪問。高橋興三社長らと同日夕まで約8時間にわたり会談し、最終的な契約に向けて協議するための合意書を交わした。
2月末の締結を目指す。合意書では鴻海精密工業提案の有効期限を2月29日まで延長することで一致した。
郭会長は会談後「シャープから優先的な交渉権を得た」と記者団に語った。ただ、これに対しシャープは「優先交渉権を与えた事実はない」と発表。最終契約を前に、認識の違いを露呈した形となった。

地下鉄民営化へ大阪市が方針案 市営バスも

地下鉄民営化へ大阪市が方針案 市営バスも

日本初の公営地下鉄である大阪市営地下鉄の民営化論議が本格化する。大阪市は2月3日、吉村洋文市長や市幹部らが集まる戦略会議で、市営バスも含めた民営化に向け、新会社などの基本方針案などを決めた。
2月16日開会の2月議会に提出し、最速で2017年春の民営化移行を目指す。しかし自民党や公明党内には、未着手の延伸計画が進まなくなるなどと慎重論が根強い。

公共交通の空白地域解消へ大阪・河南町が実証実験

公共交通の空白地域解消へ大阪・河南町が実証実験

大阪府河南町は2月2日、公共交通の空白地域解消などを目指し、循環バスとタクシーを運行する実証実験を始めた。
バスは大人100円、子供50円、タクシーは大人200円、子供100円。実証期間は1年で、効果をみて本格導入するか決めるが、町は「町民の足」として定着させたいとしている。
運行を始めたのはマイクロバス2台とタクシー1台。路線バスが通らないルートなどを結び、町北部と南部に分かれている。タクシーは町東部と南部を運行。町が運営し、民間事業者に委託する。
河南町は人口約1万6000人で府南東部に位置し、富田林市と奈良県葛城市に接する。
府内では堺市が大人300円の乗り合いタクシーを運行、岬町でも空白地域を結ぶ100円のバスを運行しているが、採算面など課題もある。

春節 関空国際線旅客 最多の30%増の55万人見込む

春節 関空国際線旅客 最多の30%増の55万人見込む

新関西国際空港会社は、中華圏の旧正月「春節」を含む2月5~14日の国際線旅客数が前年比30%増の54万9200人、1日当たり5万4900人になるとの予想を発表した。
前年と同じ伸び率での増加であり、年間のピーク期で過去最高だった2015年お盆期間(2015年8月7~16日)は1日当たり5万3520人で、これを上回る規模となる見込みだ。
方面別旅客数をみると、韓国(6万6000人)、中国(6万2700人)、台湾(5万1300人)、東南アジア(3万2900人)、香港・マカオ(2万9600人)の順。

中村芝雀一門招き大阪・通天閣で恒例「節分福豆まき」

中村芝雀一門招き大阪・通天閣で恒例「節分福豆まき」

大阪・通天閣(大阪市浪速区)で2月1日、節分を前に恒例行事「節分福豆まき」が行われた。「大阪府市民の繁栄と幸福」を祈願することを目的に、1957(昭和32)年から続く行事。
毎年各方面で活躍している人を招くが、今年は3月に5代目中村雀右衛門を襲名する歌舞伎役者の中村芝雀さんのほか、芝雀一門の中村京純さんと中村京由さんを招いた。
2015年12月に誕生した特別展望台「展望台パラダイス」と1階正面玄関前で、約300人の一般客に向け「福は内、鬼は外」の掛け声とともに、豆をまいて盛り上げた。

大阪・難波で真田幸村ら戦国武将コスプレパレード

大阪・難波で真田幸村ら戦国武将コスプレパレード

大阪・なんばウォークで1月30日、現在同地で開催している「大坂夏の陣」にちなんだ謎解きイベント『大坂なぞの乱 なんば隠れ城下町からの脱出~徳川来襲編~』の一環として、『戦国コスプレコンテスト&パレード』が行われた。
手づくりの衣装などで真田信繁(幸村)や猿飛佐助をはじめ、戦国武将に成りきった参加者らは赤備えに身を包み、時代劇さながらに声を挙げ、館内をパレードした。完成度、パフォーマンス度などをもとに審査が行われ、奈良在住の木下文香さん(22)が優勝した。
この謎解きイベントは今回の1月30~31日に続き、2月27~28日、3月19~20日に開催。人気ゲーム『戦国BASARA』のブースも登場する予定。

大阪市の助成復活で新たにミナミの映画祭スタート

大阪市の助成復活で新たにミナミの映画祭スタート

「日本の映画興行発祥の地」で、かつて映画の街として隆盛を誇った大阪・ミナミで映画祭が復活する。2月9~15日、千日前のトリイホールで開催される「精華千日前キネマ映画祭」だ。
このミナミの映画祭は平成7年から毎年開催されていたが、橋下徹・前大阪市長時代の25年、実行委員会の中心メンバーだった市が脱退したため、継続断念を余儀なくされた。だが、今回新たに市に申請した助成金の交付が決定。これにより新たなスタートを切ることになった。
期間中は日替わりで5人の弁士による無声映画を10本以上上映する。15日は坂東妻三郎出演の「雄呂血(おろち)」(大正14年)を上映する。弁士を第一人者の澤登翠(さわと・みどり)さんが務めるのも見どころ。11、13日は浪曲師の春野恵子さん、12、14日は講談師の旭堂南海さんも弁士として登場する。料金は1回1000円。各日午前11時~と午後3時~の2回上映。完全入れ替え制。
日本映画興行発祥の地となった「南地演舞場」は明治21年、現在の南海難波駅前にある商業施設「なんばマルイ」の場所の設立。同30年2月15日、フランス人のリュミエール兄弟制作の映画が上映されたのが、日本初の映画興行となった。

大阪桐蔭など近畿から7校 センバツ出場32校決まる

大阪桐蔭など近畿から7校 センバツ出場32校決まる

第88回選抜高校野球大会(3月20~12日間、甲子園球場)の選考委員会が1月29日、大阪市内で行われ、近畿勢7校を含め出場32校が決まった。
大阪からは大阪桐蔭が2年連続8度目、兵庫から春夏通じ初出場となる明石商が選ばれたほか、21世紀枠で同じように春夏通じ初出場となる長田が選出された。京都からは4年連続40度目という古豪、龍谷大平安、滋賀からは選抜初出場の滋賀学園、奈良からは2年ぶりの10度目の智弁学園、和歌山からは11年ぶり5度目の市和歌山がそれぞれ選ばれた。

阪堺電車「住吉公園」駅、103年の歴史に幕

阪堺電車「住吉公園」駅、103年の歴史に幕

大阪唯一の路面電車を運行する阪堺電気軌道(阪堺電車)の上町線、住吉~住吉公園間の軌道事業廃止に伴い1月30日朝、「住吉公園」駅発着の運行が終了し、103年の歴史に幕を下ろした。
1913(大正2)年に開業した同駅は、2014年のダイヤ改正で天王寺駅前~住吉公園間(約200㍍)の運行のほとんどを天王寺駅前~我孫子道間に変更したことで、朝7・8時台(平日上下5本・土休日4本)のみの運行となり、平日の終電が8時24分発で日本一早い終電の早い駅となった。
廃止後は我孫子道発着に変更し、隣接する「住吉鳥居前」駅を利用することで輸送量は保たれる。

大阪は年間41億円で過去最悪 15年特殊詐欺被害

大阪は年間41億円で過去最悪 15年特殊詐欺被害

警察庁によると、2015年の全国の振り込め詐欺はじめ特殊詐欺の認知件数は1万3828件で、被害額は476億8000万円と前年比約89億円減少した。
こうした中で、全体と異なった結果を示したのが大阪府の動向だった。大阪府の特殊詐欺の認知件数は1170件、被害額は約41億4000万円で、ともに過去最悪となり、兵庫県や京都府でも認知件数が前年より増加した。大阪では高齢の助成が名義貸しトラブルの解決金名目で2億円を超える現金をだまし取られる事件が2件あった。

15年大阪の百貨店売上高3年連続増加 東京に次ぐ増加率

15年大阪の百貨店売上高3年連続増加 東京に次ぐ増加率

日本百貨店協会によると、2015年の大阪地区の百貨店売上高は前年比1.6%増の7883億円となり、3年連続で前年実績を上回った。東京に次ぐ増加率だった。免税品目の拡大により、訪日外国人客による旺盛な買い物需要に支えられた。

109年前の最古級の木造駅舎閉鎖 南海「浜寺公園」

109年前の最古級の木造駅舎閉鎖 南海「浜寺公園」

109年前に建設され、日本最古の木造建築の一つとされる南海電鉄「浜寺公園」駅の駅舎が閉鎖されることになり1月27日、セレモニーが行われた。堺市西区にある同駅は1907年、東京駅などを手掛けた著名建築家、辰野金吾氏らが設計し完成。現存する最も古い木造駅舎の一つとされている。
駅舎はいったん別の場所に移され、11年後に完成予定の新しい駅舎の玄関部分として活用されることになっている。

15年近畿の貿易収支3年ぶり黒字に 大阪税関

15年近畿の貿易収支3年ぶり黒字に 大阪税関

大阪税関が1月25日発表した近畿2府4県の2015年の貿易概況(速報値)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8843億円の黒字となった。黒字は3年ぶり。
円安を背景とした半導体関連部品などの輸出額の伸びや、価格の下落による原油や天然ガスの輸入額の減少が寄与した。輸出額は前年比2.6%増の16兆712億円、輸入額は6.9%減の15兆1869億円だった。

桂春団治 お別れの会にファンら1000人 天満天神繁昌亭

桂春団治 お別れの会にファンら1000人 天満天神繁昌亭

上方落語四天王の最後の一人で、1月9日に85歳で亡くなった三代目桂春団治さんのお別れの会が1月26日午前、大阪市北区の天満天神繁昌亭でで行われた。
春団治さんの出囃子「野崎」が演奏される中、落語家やファンら約1000人が最後の別れを惜しんだ。お別れの会の実行委員長で、上方落語協会会長の桂文枝さんはじめ、筆頭弟子の桂福団治さん、笑福亭仁鶴さん、桂ざこばさん、笑福亭鶴瓶さんらが弔辞を述べるなど、思い出に残るエピソードなどを含めて噺家らしいあいさつをした。
また、柳亭市馬さんら東京の落語家も参列、春団治さんの高座VTRが流れる中、献花した。

ひらかたパーク2年連続の100万人突破 独自の存在感

ひらかたパーク2年連続の100万人突破 独自の存在感

開園100年を超える枚方市の老舗遊園地「ひらかたパーク」(ひらパー)が健闘、入場者は2年連続で年間100万人突破した。
ひらパーによると、1月23日現在の年間累計入場者数は約106万人で、2年連続で100万人を突破し、今年度は最終的に112万人程度まで到達する見込みだ。
平成25年、枚方市出身で人気アイドルグループ「V6」の岡田准一さんがイメージキャラクター「超(スーパー)ひらパー兄さん」に決まり、昨年度は「園長」に就任。今年度も園長続投が決定した。これに加え、ひらパー人気を支えたのが遊び心あふれたアトラクションやサービス、そして園長・岡田さんの主演映画とのタイアップなども奏功した。
この結果「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)と「東京ディズニーリゾート」(千葉県浦安市)のテーマパーク2強時代にあって、一時ささやかれた閉園の淵から復活、独自の存在感を示している。

あべのハルカスに「くまモン」登場「新春旅フェスタ」

あべのハルカスに「くまモン」登場「新春旅フェスタ」

あべのハルカス(大阪市阿倍野区)で1月24日、「新春旅フェスタ」が開かれ、熊本県のキャラクター「くまモン」が登場。同じクマがモチーフの、あべのハルカス展望台「ハルカス300」のキャラクター「あべのべあ」と対面した。これに奈良県吉野町のキャラクター「吉野ピンクル」も加わり、「くまモン体操」などで家族連れらの観覧客を喜ばせていた。
展望台では「なにわ伝統芸能まつり」なども行われ、終日にぎわった。

関空で1/25~3月末 ボディスキャナーの試験運用

関空で1/25~3月末 ボディスキャナーの試験運用

関西国際空港は1月22日、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションと共同で、第2ターミナルビル保安検査でのボディスキャナーの運用評価試験を実施すると発表した。評価試験の実施期間は1月25日から3月31日の10時から17時まで。この評価試験は2016年度のボディスキャナー本格導入に向けた試験として実施されるもの。

仁徳陵古墳の記念貨幣 1/20から引き換え開始

仁徳陵古墳の記念貨幣 1/20から引き換え開始

大阪府堺市堺区の「仁徳天皇陵古墳」のデザインがあしらわれた500円記念貨幣の引き換えが1月20日からスタートしている。造幣局によると、合計170万枚の発行が予定されている。
記念貨幣は平成20年の地方自治法施行60周年を記念し、今後10年間にわたって47都道府県ごとの図柄で順次販売される。大阪府は堺市、羽曳野市、藤井寺市とともに、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を目指した取り組みを進めていることから、「仁徳天皇陵古墳」のデザインとなっている。

中村芝雀さんら招き2/1通天閣で恒例「節分福豆まき」

中村芝雀さんら招き2/1通天閣で恒例「節分福豆まき」

大阪・通天閣(大阪市浪速区)で2月1日、恒例行事の「節分福豆まき」が行われる。「大阪府市民の繁栄と幸福」を祈願することを目的に1957年(昭和32年)から続くこの行事。
毎年各方面で活躍している人が登場する。今年は3月に5代目中村雀右衛門を襲名する歌舞伎役者の中村芝雀さんのほか、芝雀一門の中村京純さんと中村京由さんを招く。
当日は1階正面玄関前で10時ごろから一般来場者に福豆をまく予定。福豆は約5000袋(約100㌔)を用意する。