関西にも「経済の成長エンジンを」関経連が国交省に要望

関西にも「経済の成長エンジンを」関経連が国交省に要望

関西経済連合会は10月9日、国が見直しを進めている国土形成計画に対し、人口や企業の東京一極集中を解消し、関西にも経済の「成長エンジン」を創出すべきだとする要望書を取りまとめ、国土交通省などに提出した。要望では、関西圏が首都圏と並ぶような強みを持ち、成長の原動力を生み出せるよう、雇用や教育、生活の場としての魅力を高め、優秀な人材を根付かせるべきだとしている。

道頓堀プール 1/10の規模で15年8月1カ月限定で開業

道頓堀プール 1/10の規模で15年8月1カ月限定で開業

大阪ミナミの魅力を高め観光客を一層、呼び込もうと狙っていた道頓堀川のプール計画が、2015年8月、1カ月間限定でオープンすることが決まった。地元商店街でつくる準備会社が10月6日までに計画を固めた。全長約800㍍としていた当初案の規模から大幅に縮小し、同80㍍で開業する。地元企業などに将来の規模拡大への協力を呼び掛ける意向だ。

負債総額は91年度以降最少 近畿2府4県の上半期倒産

負債総額は91年度以降最少 近畿2府4県の上半期倒産

東京商工リサーチによると、近畿2府4県の14年度上半期(4~9月)の企業倒産(負債額1000万円以上)の負債総額は、前年同期比20.6%減の1880億円で、1991年以降で最少だった。件数も5.1%減の1294件で、92年度以降で最も少なかった。

関空国際線 外国人客が日本人客を抜く 訪日客増で

関空国際線 外国人客が日本人客を抜く 訪日客増で

関西国際空港の国際線で外国人客が日本人客を上回る”逆転現象”が目立ってきた。急激な円安、格安航空会社(LCC)の就航増を受けて、アジアからの観光客が急増し、今年度上半期は1994年の開港以来、初めて半期ベースで逆転する可能性が出てきた。

関空の4~8月の国際線旅客数は外国人が約271万人と日本人(約259万人)を約12万人上回った。9月の数値次第では遂に上半期の外国人数が初めて上回りそうな情勢だ。

10/19 大阪市中央公会堂で芸術公演「コリアデー」

10/19 大阪市中央公会堂で芸術公演「コリアデー」

韓国の伝統音楽が楽しめる芸術公演「コリアデー」が10月19日、大阪市北区・中央公会堂で開かれる。音楽やファッションなどを通じて日韓関係を深めるイベント「コリアマンス2014友情と希望」(10月9~11月16日、大阪韓国文化院主催)の行事。

公演は2つに分かれ、午後2時からは3階中集会室で「クラシックと響き合う韓国の音色(響き2)」とし、アンサンブルなどの演奏。午後5時からは1階大集会室で「伝統と響き合う韓国の音色(響き1)」と題し、釜山国際チェンバーオーケストラ、伝統合唱団「ドゥレソリ」ポップオペラのデュエット「ヒュー」らが出演する。参加無料だが事前の申し込みが必要。

11/8大阪で「学生ドリームプラン・プレゼンテーション」

11/8大阪で「学生ドリームプラン・プレゼンテーション」

社会に役立つ事業や夢を語る学生たちを応援しよう–。そんなイベント「学生ドリームプラン・プレゼンテーション」が11月8日、大阪市北区の中央公会堂で開かれる。大学生たちが実行委員会をつくり、「人の夢を応援することが自分たちの成長にもなる。多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。社会貢献や事業の夢を語り、支援者を募って実現につなげるイベント。11月8日は関西の大学に通う2~4年生7人が、10分間の持ち時間でそれぞれの夢や熱い想いを発表する。

関西は20年に800万人目標 外国人旅行者誘致活動強化

関西は20年に800万人目標  外国人旅行者誘致活動強化

関西広域連合は10月3日、大阪市で観光・文化振興計画の見直し作業を進める有識者会議を開いた。2020年の東京五輪・パラリンピックまでに関西を訪れる外国人旅行者を年間800万人にするとの目標を設定。東南アジアへのPR強化に重点的に取り組む方針を盛り込むことを確認した。

関空に国内線LCC向けの第4ターミナル建設構想

関空に国内線LCC向けの第4ターミナル建設構想

新関西国際空港会社の安藤圭一社長は10月3日、関空に2016年度オープンする格安航空会社(LCC)専用の第3ターミナルと接続する形で、国内線LCC向けの第4ターミナルを建設する構想を明らかにした。同社長は国内外のLCCから関空への就航要望が相次いでおり、「第3ターミナルだけでは足りない。第3ターミナルは、第4ターミナルがすぐ拡張できる計画になっている」と述べた。

北米からのマツタケ輸入ピーク 関空に秋の味覚

北米からのマツタケ輸入ピーク  関空に秋の味覚

秋の味覚、マツタケの北米からの輸入が10月2日、関西空港でピークを迎えた。税関職員が倉庫内で到着したばかりの箱の封を切ると、辺りにマツタケの豊かな香りが広がった。輸入業者によると、今年は北米の干ばつで出荷が遅れていたが、平年並みの品質のマツタケが到着している。

大阪税関関西空港税関支署によると、同日だけでカナダ産や米国産など約6㌧分が到着。例年、輸入量の約70%が関空に到着する。検査を終えた後は、トラックなどで各地へ輸送。100㌘当たり1500円程度で、全国の店頭に並ぶ見通し。

大阪府・市 カジノ法案の今国会での成立を期待

大阪府・市  カジノ法案の今国会での成立を期待

政府・自民党はカジノを中心とした統合型『リゾートを推進する法案の今国会での成立を目指す方針だ。安倍政権が掲げる成長戦略の進展を強調する狙いで、採決に慎重な公明党との調整がカギとなる。

このカジノを中心とした統合型リゾート法案の成立に、いまどの自治体よりも熱い視線を送っていると思われるのが大阪府・市だ。大阪府・市は松井知事、橋下市長がカジノ誘致を、関西復権に向けた成長戦略の一つに挙げ、大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」への誘致に大きな期待を寄せている。

統合型リゾート推進法案(カジノ法案)は自民党、維新の党、生活の党などの有志による議員連盟が提出し、先の通常国会から継続審議となっている。法案は施行後1年以内にカジノ実現のために必要なルールを定めた関連法の整備を進めるよう政府に求めている。このため、カジノ法案が施行すればすぐに解禁できるといううわけではない。同法案の施行後に政府が提出する関連法案の成立が必要となる。

武将姿の和田さんら登場 大坂の陣400年祭開幕

武将姿の和田さんら登場 大坂の陣400年祭開幕

「大坂の陣400年天下一祭  冬の陣」イベントが10月1日、大阪市の大阪城公園で開幕した。出陣式で歌手の和田アキ子さん、歌舞伎役者の片岡愛之助さんが武将姿で登場した。大阪府、市、企業などが企画。戦国時代を大画面の映像で再現するコーナーのほか、当時の料理を現代風にアレンジしたメニューが愉しめ、国の重要文化財も公開される。大阪の魅力を国内外に発信する一大催しだ。

4Kで戦国絵巻「侍ミュージアム」大坂の陣400年祭

4Kで戦国絵巻 「侍ミュージアム」大坂の陣400年祭

大阪城公園(大阪市中央区)で10月1日に開幕する「大坂の陣400年天下一祭」の戦国時代体験施設「侍ミュージアム」が9月30日、報道陣に公開された。戦国時代を再現した高精細な「4K」映像を大画面で上映し、戦国時代へタイムスリップした感覚が味わえる。

ミュージアムは大阪城北側の極楽橋エリアにある。豊臣秀吉が騎馬兵らを率いた総勢100人の合戦の場面など、臨場感たっぷりの迫力ある映像が繰り広げられ楽しめる。併設の「武将ホール」では大阪城の歴史を探る3D映像などが上映される。両施設合わせた見学料は大人1000円、中高生500円、小学生200円、小学生未満は無料。

USJ 9月135万人で2カ月連続で過去最多を更新

USJ 9月135万人で2カ月連続で過去最多を更新

大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は9月30日、9月の入場者数が135万人となり、月間の過去最多を2カ月連続で更新したと発表した。7月15日に開業したハリー・ポッターの新エリアの人気が続いているためで、夏休みの8月を上回った。この結果、4~9月の入場者数は555万人、前年同期より約10%増えた。これまでの月間最多は、今年8月の133万人だった。

関空・免税店エリア内に「ユニクロ」15年3月出店

関空・免税店エリアに「ユニクロ」15年3月出店

新関西国際空港は9月30日、関空第1ターミナル内の免税店エリアに、カジュアル衣料品店「ユニクロ」が2015年3月にオープンすると発表した。空港内としては日本最大(約450平方㍍)の規模。同ターミナル内では、増え続けている外国人旅行客をターゲットに、免税店エリアを約1.4倍に拡大するリニューアル工事中で、ユニクロは拡大後の核店舗の一つになる。

関西圏事業計画を国家戦略特区諮問会議が認定

関西圏事業計画を国家戦略特区諮問会議が認定

政府は9月30日、国家戦略特区諮問会議を開いた。戦略特区に指定した6地域のうち、京都、大阪、兵庫の3府県で構成する「関西圏」と、福岡市の規制緩和策などを盛り込んだ事業計画をそれぞれ認定した。計画認定は関西圏は初めてで、福岡市が2回目。

政府が認定した関西圏の計画では、保険診療と保険外の自由診療を併用する「混合診療」の拡充のほか、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った網膜再生治療をはじめとする医療技術の実用化に向けて、2017年度に神戸に眼科病院を開設する。

奈良・平城宮跡で奈良時代の皇族らの宴「観月会」を再現

奈良・平城宮跡で奈良時代の皇族らの宴「観月会」を再現

奈良市の平城宮跡・東院庭園で9月27日夜、奈良時代の皇族らの「宴(うたげ)」を再現する「観月会(え)」が開かれた。招待客約130人が当時の食べ物を楽しむなどし、貴族文化の雰囲気を体験した。同市の奈良文化財研究所が企画し、古代のチーズとされる「蘇(そ)」や、濁り酒「白酒(しろき)」などを用意。参加者は月を眺めながらこれらを味わい、研究員から当時の貴族らの暮らしぶりなどについて解説も受けた。

会場の舞台では天平衣装のファッションショーや雅楽の演奏も。貴族や女官に扮した、色鮮やかな装いの約20人が優雅に歩くと、宴席からため息がもれた。

10/5 OAP一帯で天満音楽祭 過去最多360団体・個人出演

10/5 OAP一帯で天満音楽祭 過去最多360団体・個人出演

大阪市北区天満橋1のOAPタワーを中心とする天満地区一帯で10月5日、「第15回天満音楽祭」が開かれる。ライブハウスや学校、教会など34会場で過去最多の約360団体・個人が出演しポップスやジャズ、クラシックなど多彩なジャンルの音楽が楽しめる。各会場ごとにテーマやジャンルが設定されており、当日は会場間を無料シャトルバスが走る。今年は4日午後2時半から「関テレ扇町スクエア」で、初の前日祭も開かれる。プログラムはhttps://www.ten-on.jp/ 。

 

創業100年以上の近畿の長寿企業4678社 大阪最多

創業100年以上の近畿の長寿企業4678社 大阪最多

帝国データバンク大坂支社は9月26日、近畿2府4県の創業100年以上の「長寿企業」が4678社(個人経営、各種法人を含む)になったと発表した。全企業に占める割合は2.16%で全国の1.89%を上回った。京都府は4.0%で全国1位だった。府県別では、大阪府が1435社(全国2位)と最多で、京都府の1163社(同5位)、兵庫県の992社(同6位)と続いた。業種別では、製造業が1330社と最多で、次いで卸売業の1243社、小売業の941社となった。

帝国データバンクの調べでは、全国で最も古い企業は、世界最古の創業西暦578年とされる木造建築工事の金剛組(大阪市)で、2位は生け花の池坊華道会(京都市)の587年だった。

2013年の国際会議開催件数で大阪市は全国で5位

2013年の国際会議開催件数で大阪市は全国で5位

日本政府観光局(JNTO)は9月24日、2013年に日本で開かれた国際会議の都市別の件数と順位を発表した。関西では京都市が176件で4位、大阪市が172件で5位、以下、大阪府豊中市や吹田市など5都市の千里地区が7位、神戸市が8位と、10位以内に4市・地区が入った。上位は、1位が東京都(531件)、2位が福岡市(253件)、3位が横浜市(226件)だった。

大坂の陣400年「天下一祭」で大阪城・一番櫓の内部公開

大坂の陣400年「天下一祭」で大阪城・一番櫓の内部公開

大阪市は大坂冬の陣・夏の陣から400年となる今年と来年実施する「大坂の陣400年天下一祭」のうち、10~12月に大阪城公園(大阪市中央区)で予定するイベントの概要を公表した。10月1日に橋下徹市長や歌手の和田アキ子さんらが出席する「出陣式」を実施。11月8~16日には大阪城内にある国の需要文化財「一番櫓(やぐら)」の内部を特別公開する。

期間中、最新映像技術で戦国時代へのタイムスリップ体験ができる「侍ミュージアム」や、大阪城の空撮映像を楽しめる「武将ホール」を設置。落語の寄席やジャズコンサートも開かれる。