グランフロント大阪オープンから来場者7800万人突破
JR大阪エキ北側の大型複合施設「グランフロント大阪」(大阪市北区)は10月28日、2013年4月26日のオープンから今年10月25日までの間で来場者数が7800万人を突破したと発表した。開業から2年間で計7300万人の来場者を見込んでいたが、1年半未満で達成した。アジアを中心とする外国人観光客が増えたことが寄与した。
阪急電鉄 梅田に起業家支援施設 投資家とのマッチングも
阪急電鉄は10月23日、大阪・梅田で11月下旬、起業家支援施設を開設すると発表した。ベンチャー支援のサンブリッジグローバルベンチャーズ(東京都渋谷区)と提携し、税理士や公認会計士らからアドバイスを受けられるようにするほか、投資家とのマッチングも支援する。関西の鉄道会社で起業家支援事業を手掛けるのは初めて。
支援施設「GVH #5」は阪急梅田駅から徒歩約2分の場所にある「阪急ファイブアネックスビル」内に開設。2フロアあり合計面積は300平方㍍強のインターネットの接続環境やプリンターなどを抱え、執務スペースやラウンジ、会議室、個室ブースなども設ける。
関空外国人客が邦人超え 国際線上期321万人と過去最多
新関西国際空港会社が10月20日発表した2014年4~9月期(上期)の運営概況(速報値)によると、関空国際線の外国人旅客数は約321万人(前年同期比31%増)となり、日本人旅客数(5%減の約317万人)を初めて上回った。格安航空会社(LCC)の増便や外国人客の誘致活動の成果が出て、アジアからの観光客が増えた。
1994年の関空開港以来、半期で外国人国際線旅客数が300万人を超えたのは初めて。これまでは13年度の下期の約251万人が最多だった。上海が拠点の中国のLCC、春秋航空の就航などで中国や韓国、台湾、香港からの観光客が伸びた。日本人旅客数は円安などの影響で、12年度下期から前年同期を下回っている。
大阪市の地下鉄民営化案否決へ 15年春実現困難に
大阪市営地下鉄・バスの民営化の関連条例案や予算案について、自民、民主系、共産の野党3会派が反対する方針を固め、議案は否決される見通しになった。公明を加えた4会派は10月15日、11月21日に採決することで一致した。これにより、橋下徹市長が目指す2015年4月の民営化は困難になった。民営化には出席議員の3分の2の賛成が必要だが、3会派ですでに3分の1を超している橋下市長は15日、報道陣に「占拠で民意を問うしかない」と述べ、15年春の統一地方選挙で争点化する考えを示した。大阪市は2013年2月、地下鉄とバスの廃止条例案を市議会に提案したが、5議会連続で継続審議となっていた。