「大阪会議」条例案 維新が賛成表明 府議会総務委
大阪府議会総務委員会が開かれ、自民党が「都構想」の対案として上程した「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の設置条例案について質疑があった。自民は他会派からの指摘を受け、11日に修正案を提出する。大阪維新の会は、大阪市議会に続き賛成する方針を表明した。
大阪会議は府と大阪、堺両市の首長、3議会の議員の計30人で構成。成長戦略や広域行政を協議する機関。
空襲の悲惨さを伝えよう!利用客と千羽鶴イベント
太平洋戦争時の空襲では大阪市内を走る路面電車も大きな被害を受けた。大阪市交通局は戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えようと、地下鉄心斎橋、梅田、なんばの3駅で、6月7日から7月19日までの毎日曜日、利用客に千羽鶴を折ってもらうイベントを実施する。
7日、心斎橋の会場では、親子連れなどが立ち寄り、色とりどりの鶴を折る姿が見られた。これらの千羽鶴は8月5日に大阪市内で行われる戦没者追悼式などへ献納するという。
大阪市交通局によると、太平洋戦争末期の度重なる空襲で、車両工場や車庫、車両などが焼け、壊滅的な被害を受けた。また、1945年3月の大阪大空襲の時には地下鉄で被災者を乗せた「救援電車」が走ったといわれる。
「堺ツーデーマーチ」開幕 1823人が歴史と文化を堪能
堺市堺区の大仙公園を主会場に6月6日開幕した「第10回堺ツーデーマーチ」(堺市、日本ウォーキング協会、朝日新聞社など主催)。1823人の参加者は5つのコースに分かれ、古墳群や神社、遺跡など堺の名所を歩いて巡った。
スタート・ゴール地点の大仙公園は、市が世界文化遺産登録を目指す古墳群の、仁徳陵と履中陵に挟まれている公園内を巡る3㌔のコースから35㌔のコースが用意された。中では仁徳陵1周コース(3㌔)に人気が集まり、3班に分かれて計100人が参加した。
最終日の7日は茶人・千利休や歌人・与謝野晶子ゆかりの施設や旧堺灯台などを巡る32~3㌔のコースがある。
高槻市・梶原台場は長州藩士らの上洛防ぐのが目的?
幕末の動乱期、高槻につくられた砲台「梶原台場」の素顔に迫る資料展「幕末の梶原台場と長州藩の上洛」が高槻市城内町の市立しろあと歴史館で開かれている。8月2日まで。期間中、同館学芸員の連続講座がある。
台場は上から見ると、星の形をした西洋の築城方式で築かれた砲台のこと。江戸末期に外国船の来航が相次ぎ、海防を目的に幕府の勝海舟の指導などで各藩が築造した。
高槻市の阪急京都線上牧駅西南側の梶原、上牧、神内にまたがる地区に東西300㍍、南北200㍍ほどの「梶原台場」がつくられた。ただ、この梶原台場は淀川沿岸からやや離れており、海防というよりは、倒幕をを狙う長州藩の藩士らの上洛を防ぐのが真の目的だったとみられている。
会場には地元の寺院や国土地理院に保管されている梶原台場の絵図の写しや文書類を、幕末の国内情勢の説明板を付けて展示の関西の台場の配置、現在の様子なども写真や図で分かりやすく展示している。
外国人視点で関西の魅力アップする方策を考える
近畿経済産業局と関西経済連合会は、6月に外国人の視点から関西の魅力をアップする方策を考える「はなやかKANSAI魅力アップフォーラム」を設置する。外資系企業、総領事館、留学生など外国人の要望をアンケートなどを通じて集めて、情報を共有化。課題解決にあたり、観光だけでなく海外からの投資や留学生の増加に取り組む。
フォーラムには、関西広域連合や近畿商工会議所連合会、関西経済同友会などが参加。関経連に事務局を置き、6月5日に第1回会合を開く。座長には角和夫関経連副会長(阪急電鉄会長)が就く予定。
設置に合わせ、近畿経済産業局は外国人の生の声をアンケートなどを通じてフォーラムに提供する「はなやかKANSAI魅力アップ研究会」を立ち上げる。