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大阪桐蔭など近畿から7校 センバツ出場32校決まる

大阪桐蔭など近畿から7校 センバツ出場32校決まる

第88回選抜高校野球大会(3月20~12日間、甲子園球場)の選考委員会が1月29日、大阪市内で行われ、近畿勢7校を含め出場32校が決まった。
大阪からは大阪桐蔭が2年連続8度目、兵庫から春夏通じ初出場となる明石商が選ばれたほか、21世紀枠で同じように春夏通じ初出場となる長田が選出された。京都からは4年連続40度目という古豪、龍谷大平安、滋賀からは選抜初出場の滋賀学園、奈良からは2年ぶりの10度目の智弁学園、和歌山からは11年ぶり5度目の市和歌山がそれぞれ選ばれた。

阪堺電車「住吉公園」駅、103年の歴史に幕

阪堺電車「住吉公園」駅、103年の歴史に幕

大阪唯一の路面電車を運行する阪堺電気軌道(阪堺電車)の上町線、住吉~住吉公園間の軌道事業廃止に伴い1月30日朝、「住吉公園」駅発着の運行が終了し、103年の歴史に幕を下ろした。
1913(大正2)年に開業した同駅は、2014年のダイヤ改正で天王寺駅前~住吉公園間(約200㍍)の運行のほとんどを天王寺駅前~我孫子道間に変更したことで、朝7・8時台(平日上下5本・土休日4本)のみの運行となり、平日の終電が8時24分発で日本一早い終電の早い駅となった。
廃止後は我孫子道発着に変更し、隣接する「住吉鳥居前」駅を利用することで輸送量は保たれる。

大阪は年間41億円で過去最悪 15年特殊詐欺被害

大阪は年間41億円で過去最悪 15年特殊詐欺被害

警察庁によると、2015年の全国の振り込め詐欺はじめ特殊詐欺の認知件数は1万3828件で、被害額は476億8000万円と前年比約89億円減少した。
こうした中で、全体と異なった結果を示したのが大阪府の動向だった。大阪府の特殊詐欺の認知件数は1170件、被害額は約41億4000万円で、ともに過去最悪となり、兵庫県や京都府でも認知件数が前年より増加した。大阪では高齢の助成が名義貸しトラブルの解決金名目で2億円を超える現金をだまし取られる事件が2件あった。

15年大阪の百貨店売上高3年連続増加 東京に次ぐ増加率

15年大阪の百貨店売上高3年連続増加 東京に次ぐ増加率

日本百貨店協会によると、2015年の大阪地区の百貨店売上高は前年比1.6%増の7883億円となり、3年連続で前年実績を上回った。東京に次ぐ増加率だった。免税品目の拡大により、訪日外国人客による旺盛な買い物需要に支えられた。

109年前の最古級の木造駅舎閉鎖 南海「浜寺公園」

109年前の最古級の木造駅舎閉鎖 南海「浜寺公園」

109年前に建設され、日本最古の木造建築の一つとされる南海電鉄「浜寺公園」駅の駅舎が閉鎖されることになり1月27日、セレモニーが行われた。堺市西区にある同駅は1907年、東京駅などを手掛けた著名建築家、辰野金吾氏らが設計し完成。現存する最も古い木造駅舎の一つとされている。
駅舎はいったん別の場所に移され、11年後に完成予定の新しい駅舎の玄関部分として活用されることになっている。

15年近畿の貿易収支3年ぶり黒字に 大阪税関

15年近畿の貿易収支3年ぶり黒字に 大阪税関

大阪税関が1月25日発表した近畿2府4県の2015年の貿易概況(速報値)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8843億円の黒字となった。黒字は3年ぶり。
円安を背景とした半導体関連部品などの輸出額の伸びや、価格の下落による原油や天然ガスの輸入額の減少が寄与した。輸出額は前年比2.6%増の16兆712億円、輸入額は6.9%減の15兆1869億円だった。

桂春団治 お別れの会にファンら1000人 天満天神繁昌亭

桂春団治 お別れの会にファンら1000人 天満天神繁昌亭

上方落語四天王の最後の一人で、1月9日に85歳で亡くなった三代目桂春団治さんのお別れの会が1月26日午前、大阪市北区の天満天神繁昌亭でで行われた。
春団治さんの出囃子「野崎」が演奏される中、落語家やファンら約1000人が最後の別れを惜しんだ。お別れの会の実行委員長で、上方落語協会会長の桂文枝さんはじめ、筆頭弟子の桂福団治さん、笑福亭仁鶴さん、桂ざこばさん、笑福亭鶴瓶さんらが弔辞を述べるなど、思い出に残るエピソードなどを含めて噺家らしいあいさつをした。
また、柳亭市馬さんら東京の落語家も参列、春団治さんの高座VTRが流れる中、献花した。

ひらかたパーク2年連続の100万人突破 独自の存在感

ひらかたパーク2年連続の100万人突破 独自の存在感

開園100年を超える枚方市の老舗遊園地「ひらかたパーク」(ひらパー)が健闘、入場者は2年連続で年間100万人突破した。
ひらパーによると、1月23日現在の年間累計入場者数は約106万人で、2年連続で100万人を突破し、今年度は最終的に112万人程度まで到達する見込みだ。
平成25年、枚方市出身で人気アイドルグループ「V6」の岡田准一さんがイメージキャラクター「超(スーパー)ひらパー兄さん」に決まり、昨年度は「園長」に就任。今年度も園長続投が決定した。これに加え、ひらパー人気を支えたのが遊び心あふれたアトラクションやサービス、そして園長・岡田さんの主演映画とのタイアップなども奏功した。
この結果「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)と「東京ディズニーリゾート」(千葉県浦安市)のテーマパーク2強時代にあって、一時ささやかれた閉園の淵から復活、独自の存在感を示している。

あべのハルカスに「くまモン」登場「新春旅フェスタ」

あべのハルカスに「くまモン」登場「新春旅フェスタ」

あべのハルカス(大阪市阿倍野区)で1月24日、「新春旅フェスタ」が開かれ、熊本県のキャラクター「くまモン」が登場。同じクマがモチーフの、あべのハルカス展望台「ハルカス300」のキャラクター「あべのべあ」と対面した。これに奈良県吉野町のキャラクター「吉野ピンクル」も加わり、「くまモン体操」などで家族連れらの観覧客を喜ばせていた。
展望台では「なにわ伝統芸能まつり」なども行われ、終日にぎわった。

関空で1/25~3月末 ボディスキャナーの試験運用

関空で1/25~3月末 ボディスキャナーの試験運用

関西国際空港は1月22日、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションと共同で、第2ターミナルビル保安検査でのボディスキャナーの運用評価試験を実施すると発表した。評価試験の実施期間は1月25日から3月31日の10時から17時まで。この評価試験は2016年度のボディスキャナー本格導入に向けた試験として実施されるもの。

仁徳陵古墳の記念貨幣 1/20から引き換え開始

仁徳陵古墳の記念貨幣 1/20から引き換え開始

大阪府堺市堺区の「仁徳天皇陵古墳」のデザインがあしらわれた500円記念貨幣の引き換えが1月20日からスタートしている。造幣局によると、合計170万枚の発行が予定されている。
記念貨幣は平成20年の地方自治法施行60周年を記念し、今後10年間にわたって47都道府県ごとの図柄で順次販売される。大阪府は堺市、羽曳野市、藤井寺市とともに、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を目指した取り組みを進めていることから、「仁徳天皇陵古墳」のデザインとなっている。

中村芝雀さんら招き2/1通天閣で恒例「節分福豆まき」

中村芝雀さんら招き2/1通天閣で恒例「節分福豆まき」

大阪・通天閣(大阪市浪速区)で2月1日、恒例行事の「節分福豆まき」が行われる。「大阪府市民の繁栄と幸福」を祈願することを目的に1957年(昭和32年)から続くこの行事。
毎年各方面で活躍している人が登場する。今年は3月に5代目中村雀右衛門を襲名する歌舞伎役者の中村芝雀さんのほか、芝雀一門の中村京純さんと中村京由さんを招く。
当日は1階正面玄関前で10時ごろから一般来場者に福豆をまく予定。福豆は約5000袋(約100㌔)を用意する。

USJ 2/1から1日券大人7400円に値上げ 7年連続

USJ 2/1から1日券大人7400円に値上げ 7年連続

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市此花区)は、2月1日から入場券にあたるスタジオ・パスの料金を値上げする。1日券は大人(中学生以上)が7200円から7400円、65歳以上のシニアが6470円から6650円に値上げされる。USJの値上げは7年連続となる。

関空 訪日外国人客利用で成田空港抑えトップに

関空 訪日外国人客利用で成田空港抑えトップに

関西国際空港が2015年の訪日外国人旅行客利用で、長年トップの座を維持してきた成田空港を抑えトップとなったほか、格安航空会社(LCC)の乗り入れ急増などに伴い、発着回数も成田空港を凌いだ。
関空の2015年の総旅行客数は過去最高の2321万人で、うち国際線の外国人旅客数は前年比59%増の1001万人となり、また同年の総発着回数16万3506回で、うち国際線の発着回数も11万2019回とそれぞれ過去最高となり、成田空港を上回った。

おおさか維新「消費増税延期」を参院選公約に

おおさか維新「消費増税延期」を参院選公約に

大阪維新の会の松井一郎代表は1月18日、2017年4月から実施が予定されている消費税10%への増税を先送りすることを夏の参院選の公約とすることを明らかにした。
松井代表は「進行する少子高齢化社会において、確かに増税をやる必要はあるが、時期については今ではない。当面延期すべき」との見解を示した。参院選で増税時期の延期を公約とすることで、第3極として独自色を出す狙いがあるとみられる。

関空の15年旅客数 過去最高の2321万人 外国人客増で

関空の15年旅客数 過去最高の2321万人 外国人客増で

新関西空港会社は1月18日、2015年の関空の旅客数が前年比20%増の2321万人だったと発表した。2000年の実績(2049万人)を上回り、過去最高を更新した。中国、韓国、台湾、東南アジア諸国からの訪日外国人客が大幅に増加した。
関空の国際線の旅客数は24%増の1625万人。このうち外国人客は1001万人に達し、1994年の開港以来初めて、外国人客が1000万人を超えた。一方で日本人客は6%減の607万人となり、2003年に次いで少なかった。
なお、関空と大阪国際(伊丹)空港は4月から、オリックスとフランスの空港運営大手、バンシ・エアポートの企業連合が運営、民営化される。

3月にグランフロント大阪で「UMEDA BUNRAKU 2016」

3月にグランフロント大阪で「UMEDA BNRAKU 2016」

大阪が世界に誇る伝統芸能『文楽』。その魅力をみんなで分かち合う-ことをテーマに、2015年に続き大阪の民放5局が想いを一つに集まって文楽を愛するゲストと一緒に楽しく文楽をやる「UMEDA BUNRAKU 2016」が3月25~27日、開催される。会場はナレッジシアター(グランフロント大阪北館4F)で、全6回公演される。
出演者は竹本小住大夫、鶴澤寛太郎、吉田幸助、吉田玉勢、桐竹紋吉、吉田玉誉、吉田蓑次、吉田玉彦、吉田玉路、吉田蓑之、吉田玉延。曲目・演目は『傾城阿波の鳴門~十郎兵衛住家の段~』。その他文楽解説、トークショーなどを予定。全席指定。3月23日まで一般販売中。

大阪・道頓堀で「美」競う 関西主要大学のミスコン開催

大阪・道頓堀で「美」競う 関西主要大学のミスコン開催

関西主要大学のミス・コンテストの代表者らが美を競い合う「ユニバーシティ関西・ミスコンテスト」(主催・道頓堀水辺地権者会、ユニバーシティ関西実行委員会、共催・大阪市中央区南相天下連合会)が1月16日、大阪市中央区のとんぼりリバーウォークで開催された。
出場したのはミス・キャンパス7人と公募で選ばれた10人で、京都大、立命館大、大阪府立大、神戸大、関西学院大、奈良女子大などの計16大学17人。スポーツウエアと制服姿でステージに立ち、自由スピーチや特技など外見と内面の美をアピールし合った。
審査の結果、大阪府立大の木岡真理奈さん(21)がグランプリに選ばれた。3位までの入賞者は今年の商店会のイベントなどで活躍する予定。

全国初のヘイトスピーチ条例、大阪市議会で成立

全国初のヘイトスピーチ条例、大阪市議会で成立

大阪市の吉村洋文市長にとって初めてとなる議会で、全国で初めてのヘイトスピーチ対策条例など4つの議案すべてが可決された。
街頭などで人種差別をあおる、いわゆるヘイトスピーチに対する条例は、審査会が認定すれば団体や氏名を公表する全国初めてのもの。自民党が表現の自由の観点から反対したものの、維新、公明、共産の賛成で可決。
また、当初今議会での成立は難しいとみられていた民泊条例と、大阪市立大学大阪府立大学の統合準備を進める議案については、当初案から付帯決議が付けられた形で、共産党以外の賛成で可決、成立した。

桂 春団治さん(85)心不全で死去 四天王の最後の1人

桂 春団治さん(85)心不全で死去 四天王の最後の1人

戦後、滅亡寸前といわれた上方落語の復興に尽した四天王の最後の1人、磨き上げた芸風で知られた桂春団治(かつらはるだんじ、本名・河合一=かわい・はじめ)さんが1月9日、心不全のため亡くなった。85歳だった。親族や直系の弟子らで密葬を営んだ。
春団治さんは、三代目桂米朝、六代目笑福亭松鶴、五代目桂文枝(いずれも故人)とほぼ同時期の入門で、衰退していた上方落語再生の原動力として活躍した。
芸風は地味だが手堅く、テレビやラジオにほとんど出演せず落語一筋。粒よりのネタを完璧に演じることに全力を傾けた。中でも「野崎詣(まい)り」「いかけや」「代書」などは至芸といわれた。