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近畿の9月の求人倍率1.46倍で引き続き高水準

近畿の9月の求人倍率1.46倍で引き続き高水準

大阪労働局によると、近畿2府4県の9月の有効求人倍率は1.46倍と、平成以降、最も高かった7月と8月をわずかに0.01㌽下回ったが、引き続き高い水準を維持している。9月に近畿2府4県で仕事を求めている人は30万5808人で、これに対し企業からの求人は44万7190人だった。
府県別では大阪府が1.59倍、京都府が1.50倍、奈良県が1.37倍、滋賀県が1.32倍、兵庫県が1.30倍、和歌山県が1.24倍だった。大阪労働局などの分析によると、建設業や運輸業、自動車部品などの製造業でも求人は増えており、一時的に下がることはあっても、基調としては人手不足で求人倍率は高水準で推移するとみている。

シャープ中間決算3年ぶり黒字 通期最終黒字690億円へ修正

シャープ中間決算3年ぶり黒字 通期最終黒字690億円へ修正

シャープの今年度のグループ全体の中間決算は、鴻海精密工業と連携したコスト削減や液晶パネルや液晶テレビの売り上げが増加したことなどで、最終的な損益が347億円余りの黒字と、中間決算としては3年ぶりに最終黒字となった。
売上高は1兆1151億円余(前年同期比21.3%増)となった。タブレット向けをはじめとした中小型液晶パネルや、中国、欧州での液晶テレビの販売が好調だった。
今年度の通期業績予想は、売上高は2兆5100億円と据え置いた。最終利益は690億円と、5月時点の予想から100億円上方修正した。

枚方市で「井伊直虎」テーマの菊人形展始まる

枚方市で「井伊直虎」テーマの菊人形展始まる

大阪府枚方市・岡東中央公園などで、歴史上の人物の菊人形展始まった。今年のテーマはNHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」で、菊花に彩られ、馬に乗った凛々しい井伊直虎や、徳川家康が刺客に狙われる場面などが展示されている。
ただ、台風21号の影響で設営が大幅に遅れ、予定されたすべての作品が揃うのは28日になるという。展示は11月13日まで。
枚方市ではおよそ100年前から街の賑わいづくりとして、京阪電鉄が運営する枚方パークで菊人形展が開催されてきたが、後継者不足などで12年前に途絶えた。その後、再開を望む声が多く、市民が引き継ぐ形で続けられている。

JTB西日本、道頓堀商店会と連携協定を締結

JTB西日本、道頓堀商店会と連携協定を締結

道頓堀商店会とJTB西日本(本社:大阪市中央区)は10月26日、大阪最大級の慣行集客拠点、道頓堀を世界に誇る観光地へと発展させるため、観光の視点から街全体の価値を高める取り組みを行う「エリアマネジメント分野の連携に関する協定」を締結した。
今回の連携締結により、両者は歴史ある道頓堀の「食とエンターテイメント」を現代の観光の視点から磨き上げ、道頓堀全体を”テーマパーク”と捉えて、その魅力開発、利便性向上、エリアのブランド価値向上のための連携事業を行う。2018年春にはノンバーバル(非言語)・ライブエンターテイメント「道頓堀presentsフードミュージカル Gotta」が道頓堀ZAZA(大阪市中央区道頓堀)で公演される。

25年万博の大阪誘致へ個人会員が11万人超に

25年万博の大阪誘致へ個人会員が11万人超に

大阪府万博誘致推進室によると、2025年に開催される万博の大阪への誘致に向けて、大阪府、経済団体などでなどでつくる誘致委員会が募集している個人のサポーター会員数が11万人を超えた。
同会員は10月13日時点で3カ月前と比べて5倍以上に増え、11万4700人余に達したという。一方、法人の会員数も3カ月前と比べて2倍以上の3600社まで増えたとしている。
25年万博誘致の最大のライバルになると目されているフランスの公式ホームページでのサポーターの登録人数は、11万1000人余となっている。

近畿の今年度上半期の貿易収支 6半期連続黒字

近畿の今年度上半期貿易収支 6半期連続黒字

近畿2府4県の今年度上半期(4~9月)の貿易収支は、スマートフォンに使われるハンドタイなど電子部品の輸出額が9555億円と過去最高となり、9903億円の黒字を確保。半期としては6期連続の黒字となった。
大阪税関がまとめた上半期の貿易概況によると、輸出額は前年同期比11.9%増の8兆1534億円。一方、輸入額はオーストラリア産の天然ガスと石炭の価格が上昇したため、同13.2%増の7兆1630億円だった。その結果、差し引きした貿易収支は同3.3%増の9903億円の黒字だった。

比例代表 定員28人の近畿ブロックに127人が立候補

比例代表 定員28人の近畿ブロックに127人が立候補

衆院選の公示があった10月10日、定員が28人の比例代表の近畿ブロックには、合わせて8つの政党と政治団体が候補者名簿を届け出て、小選挙区に重複して立候補した人を含めて、合わせて127人が立候補した。
政党別の立候補者は届け出順に公明党8人、社民党2人、自民党40人、日本維新の会22人、希望の党28人、幸福実現党6人、立憲民主党10人、共産党11人となっている。

関西の景気”緩やかに拡大”へ引き上げ 日銀大阪支店

関西の景気”緩やかに拡大”へ引き上げ 日銀大阪支店

日銀大阪支店は関西の景気判断について、これまでの「緩やかな拡大基調にある」との表現から、7月から3カ月ぶりに「緩やかに拡大している」に引き上げた。
景気判断引き上げは①デパートの免税品売り上げなど訪日外国人旅行者の消費が伸びている②輸出や、新型スマートフォン向け部品の生産が本格化し、勢いを増している③人手不足の深刻化が雇用者所得の増加につながり、個人消費で自動車や家電販売が堅調なほか、富裕層による高額品消費が好調-などのため。

「わろてんか」初回20.8%の好発進 朝ドラ2作ぶり大台

「わろてんか」初回20.8%の好発進 朝ドラ2作ぶり大台

吉本興業創業者、吉本せいさんの生涯をモチーフにした関西が舞台のNHK連続テレビ小説「わろてんか」が10月2日スタートした。ビデオリサーチによると、初回の平均視聴率は20.8%(関東地区)だった。前作「ひょっこ」の初回19.5%を上回り、2作ぶりに朝ドラ初回20%の大台を突破、好発進した。
序盤は幼少期のヒロイン、藤岡てんは子役が務めるが、女優の葵わかなさん(19)登場でどこまで広がり弾けるか、お笑いの上方での支持に注目だ。

近つ飛鳥博物館で特別展「古墳時代の始まり」開幕

近つ飛鳥博物館で特別展「古墳時代の始まり」開幕

大阪府河南町の府立近つ飛鳥博物館で、特別展「古墳出現期の筑紫・吉備・畿内 2・3世紀の社会と経済」が9月30日開幕した。11月26日まで。
会場内には畿内などで出土した古墳時代の土器や農具、鏡などが展示されている。ただ、同館によると、近畿地方に古墳時代の政治的中心が形成された背景はいぜん不明な部分が多い。同展では、その手掛かりの一つとして近年の発掘調査からヤマト王権出現の背景を探っている。
10月29日には京都大学人文科学研究所の岡村秀典教授の講演「中国鏡からみた倭王権の成立」があるほか、各種講演やミニシンポジウムも予定されている。

関空 始まった国慶節の大型休暇の訪日客でにぎわう

関空 始まった国慶節の大型休暇の訪日客でにぎわう

関西空港国際線到着ロビーは10月1日、始まった国慶節の大型連休(8連休)を日本で過ごす上海や大連などからの家族連れや個人旅行客でにぎわった。
大阪入国管理局関西空港支局によると、2016年の国慶節の期間中に関空を利用した外国人旅行客は中国を中心に12万320人に上ったという。関空を運営する関西エアポートでは、今年は昨年より連休が1日多いことや、格安航空会社の新規路線が就航したことなどから、昨年並みかやや上回る旅行客が訪れると見込んでいる。
関空では期間中、中国や香港などを結ぶおよそ600便が運航される予定。

近畿の8月有効求人倍率 いぜん1.47倍の高水準維持

近畿の8月有効求人倍率 いぜん1.47倍の高水準維持

近畿2府4県の8月の有効求人倍率は1.47倍で、前月と変わらず、平成に入ってから最も高い水準を維持している。大阪労働局によると、8月に近畿2府4県で仕事を求めている人たちは30万5447人だったのに対し、企業からの求人は44万8032人だった。
府県別の有効求人倍率は大阪府が1.59倍、京都府が1.54倍、奈良県が1.33倍、兵庫県が1.32倍、滋賀県と和歌山県が1.30倍だった。大阪労働局は都市部のマンションや物流施設、介護施設などが相次いで建設されていることや、食品関連でお歳暮やクリスマスの繁忙期に必要な人材を今のうちから確保する動きがみられることが背景にあると分析している。
また、総務省によると近畿の8月の完全失業率(原数値)は前年同月比1.2㌽低下の2.9%と6カ月連続で改善した。

関西エアポートなど神戸空港運営事業で契約締結

関西エアポートなど神戸空港運営事業で契約締結

オリックス(本社:東京都港区)、ヴァンシ・エアポート(本社:フランス)および関西エアポート(本社:大阪市)の3社によるコンソーシアムは、「神戸空港特定運営事業等」における運営権者として「関西エアポート神戸」を設立し、9月26日付で神戸市との間で「神戸空港特定運営事業等公共施設等運営権実施契約」を締結した。運営権の売却価格は191億4000万円。
2018年4月1日に予定されている事業開始に向け、確実で円滑な業務の承継を行い、安全、安心の確保を第一に努めていく。関西エアポート神戸は神戸市に本社を置き、全株式を保有する開催エアポートが経営する。

御堂筋に秋の気配 イチョウの実、ぎんなん色づく

御堂筋に秋の気配 イチョウの実、ぎんなん色づく

大阪市の中心部、南北およそ4㌔㍍にわたっておよそ895本の木が植えられているが、このイチョウの実、ぎんなんが黄色く色づき秋の気配が感じられる季節となった。
9月に入って直径2㌢ほどの実をつけ始め、現在ぎんなんをつけているのはおよそ230本で、秋が深まりとともにたくさんの実をつける。御堂筋に本格的秋の訪れを告げる11月中旬には、イチョウの葉も黄色く色づく。

JR大阪・梅田に吉本興業の常設新劇場オープン

JR大阪・梅田に吉本興業の常設新劇場オープン

大阪・梅田に吉本興業の新しい常設劇場が完成し9月25日、桂文枝さんや西川きよしさんらが参加してオープニングセレモニーが開かれた。
新たに完成したのは客席数が700席の「よしもと西梅田劇場」で、JR大阪駅の南側に隣接する旧大阪中央郵便局の跡地に造られた。
25日ははじめに劇場の前で、桂文枝さんや西川きよしさんらがテープカット。中田カウス・ボタンさんが漫才を披露した。
吉本興業によると、ミナミの「なんばグランド花月」は改修のため12月まで休館するため、同劇場では25日から毎日、新喜劇や漫才、落語などが上演される。

大阪市 18年10月から入湯税導入へ 観光振興の財源に

大阪市 18年10月から入湯税導入へ 観光振興の財源に

大阪市は、市内の温泉付き宿泊施設などを対象とした入湯税を2018年10月から導入する方針を固めた。対象となるのは市内の温泉付き宿泊施設や、入浴料が1500円を超える”スーパー銭湯”など日帰り温泉施設。
大阪市によると、こうした施設は市内に17カ所あるという。施設を利用する人は1人当たり1日150円の入湯税を納めることになり、これによって年間2億~3億円の税収が見込まれ、大阪市は観光振興などの財源に充てたいとしている。

なにわ筋線 府市の計画まとまる 各600億円負担

なにわ筋線 府市の計画まとまる 各600億円負担

大阪都市部の新たな鉄道路線「なにわ筋線」について、大阪府と大阪市は総事業費のうち地方自治体分は府と市が1対1で等分負担するなどとした計画を取りまとめた。
これにより総事業費およそ3300億円のうち、地方自治体が負担するおよそ1200億円を府市がそれぞれ600億円を等分負担することになる。
なにわ筋線は新大阪駅と関西空港のアクセスを改善するため、大阪・梅田の北側と難波付近のおよそ7.4㌔㍍の区間を結ぶもので、2031年春の開業を目指している。

大阪商業地地価 最高値でミナミがキタに迫る

大阪商業地地価 最高値でミナミがキタに迫る

今年の7月1日時点の都道府県地価調査によると、大阪府では商業地の平均価格が5年連続値上がりし、上昇率も5.0%と全国で2番目に高くなった。中でも増加する訪日外国人の間で人気の高いミナミの土地の値上がりが大きくキタの1等地に迫る地価となった。
大阪の商業地で上昇率が最も高かったのはミナミの中央区宗右衛門町御門町の「クリサス心斎橋」で、昨年より29.1%値上がりし、全国の調査地点でも2番目に高い上昇率となった。この地点の地価は1平方㍍当たり1420万円と昨年より320万円も上がり、大阪府の商業地で地価が最も高かったキタの北区大深町のグランフロント大阪の1平方㍍当たり1460万円に40万円の差まで迫った。
一方、住宅地の平均地価は4年連続で横ばいだった。

大阪城天守閣 入館者数1億人達成 86年間で

大阪城天守閣 入館者数1億人達成 86年間で

大阪城天守閣(大阪市中央区)の入館者数が9月18日、1931年の開館以来86年間で1億人に達し、記念セレモニーが開かれた。
1億人目は大阪市の会社員、三宅拓也さん(29)。島根県出身の妻、恵利華さん(27)と一緒に訪れた。記念品として、伝統工芸品の大阪欄間の技術でつくられた「大阪城透かし彫刻額」などが贈られた。
天守閣は近年、外国人観光客にも人気で、2016年度の入館者数は約256万人と2年連続で過去最高を更新している。