大阪本町「丼池繊維会館」リノベーション 活性化に期待
浪速のかつての繊維問屋街の一角、大阪・本町の「丼池(どぶいけ)繊維会館」(大阪市中央区)がリノベーション改装を終え3月30日、内覧会を行った。
同ビルは1922(大正11)年に「愛国貯蓄銀行」の店舗として建設された。その後、様々な経緯を経て、丼池筋に携わる人たちが出資して会館として運営してきた、地域の人たちにとっては愛着深い同ビル。
地域活動の中でビルの活用方法について話題が持ち上がり、今回のリノベーションに至ったという。今回、これまで鋼製サイディングで覆われていた外壁が約20年ぶりに懐かしい元のタイル張りの姿を取り戻した。
これを機に、新たなクリエイターやデザイナーが出入りすることで、服飾雑貨の街・丼池に新風を吹き込み活性化を図っていきたい-と関係者は期待を込め話している。