警察庁のまとめによると、2024年の交通事故の死者数は前年比0.6%減の2,663人、重傷者は同1.3%減の2万7,285人だった。いずれもわずかながらも減少したものの、スマートフォンを使いながら車などを運転する、いわゆる”ながら運転”による死亡・重傷事故が増え、今後の課題となった。自動車で136件、自転車で28件に上りともに増加し、過去最多となった。
ながら運転について、2020年からの5年間を分析したところ、自転車の事故は19歳以下が全体のおよそ6割を占めていた。自動車の事故では20代・30代が5割を占めていたほか、死亡事故確率は通常の3.7倍にはね上がることが分かった。