日本百貨店協会が4月25日発表した3月の全国百貨店売上高は4,260億円(全店ベース)だった。既存店ベースでは前年同月比4.6%増と、前年実績を2カ月ぶりに上回った。まん延防止等重点措置が解除され、消費マインドが上向いた。入店客数も2.9%増とプラスとなった。既存店ベースの売上高は新型コロナ拡大前の2019年の同月と比べると15.2%減とまだ回復途上にある。
商品別では美術・宝飾・貴金属などの高級品が10.8%増と好調。衣料品4.2%増、食料品全体で3.6%増で、うち菓子が6.2%増、総菜が7.4%増、生鮮食品は4.0%減。