世界鉄鋼協会は4月14日、2022年の世界の鋼材需要が2021年比0.4%増の18億4,020トンになるとの見通しを発表した。2021年10月に公表した前回予想の2.2%増から1.8ポイント下方修正した。ロシアによるウクライナ侵攻やエネルギー価格の高騰などを背景に、鋼材需要の伸びが鈍るとの見立てとなった。
主要国の見通しをみると、最大消費国の中国は2021年比横ばいの9億5,200万トン、EU+英国は1.3%減の1億6,000万トン、インドは7.5%増の1億1,000万トン、米国2.8%増の1億トン、日本は1.2%増の5,820万トンを見込む。