2025年2月26日

公取委 ビックカメラに下請け法違反で勧告 不当に5億円減額

公正取引委員会が近く、家電量販店大手、ビックカメラ(本社:東京都豊島区)を、プライベートブランド製品の製造を委託していた下請け会社への発注金額から、不当におよそ5億円を差し引いていたとして下請け法違反と認定し、再発防止を求める勧告を出す方針を固めたことが分かった。
ビックカメラは、自社グループが展開するプライベートブランド製品を巡り、冷蔵庫や電子レンジなどの製造を委託した下請け会社およそ50社に対し、「販売支援金」などの名目でそれぞれ発注金額から差し引き、不当に支払代金を減額していた。その期間は2023年7月から2024年8月までの1年余りで、合わせておよそ5億円に上るという