関経連が大阪万博の資金集め主導 慎重姿勢から一転
大阪府が2025年の誘致を目指す国際博覧会(万博)をめぐり、関西経済連合会(関経連)の森詳介会長はこのほど、経済界として資金集めを主導していく考えを表明した。これまで関西の経済界は大阪万博の資金集めに慎重だったが、安倍政権が誘致に前向きなことなどから、積極的な姿勢に転じた。
府が作成した大阪万博の基本構想素案によると、テーマは「人類の健康・長寿への挑戦」。大阪湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)で2025年5~10月に開催し、3,000万人の来場者を見込む。会場建設費は1,200億~1,300億円、運営費は690億~740億円と試算。これによる全国への経済波及効果は約6兆円と試算している。