関空 国際線で着陸料引き下げ 欧米便誘致に狙い
関西国際空港と大阪(伊丹)空港を運営する関西エアポートは、関空の国際線で新規就航の航空会社や新設路線に対する着陸料を3月下旬から引き下げる方針を固めた。関空の着陸料見直しは、同社が2016年4月に運営を開始して以来初めて。
便数が少ない欧米便など長距離路線誘致のテコ入れのほか、就航便を空きのある時間帯に誘導し、混雑緩和を図る狙いもある。
現在の国際線着陸料は1トン当たり1990円。午前1時~同5時59分の深夜・早朝は半額とし、新規就航便などに初年度80%、2年目50%、3年目30%を割り引く制度もある。これらは3月末で期限切れを迎える。
具体的な引き下げ内容は航空会社との協議を経て決める。