2016/10/29

通天閣再建60周年 観光客らがシンボルの「還暦」祝う

通天閣再建60周年 観光客らがシンボルの「還暦」祝う

大阪を代表する観光施設の一つ、通天閣(大阪市浪速区)が戦後に再建されて10月28日に60周年を迎え、関係者や居合わせた多くの観光客らが、なにわのシンボルの「還暦」を祝った。
通天閣では28日特別に、展望台に上がる料金が通天閣の2と10の語呂合わせで一律210円に値下げされ、午前中から大勢の観光客らが訪れていた。展望台の名物「ビリケンさん」の像に赤いちゃんちゃんこが着せられ、観光客らが写真に収めていた。
通天閣は明治45年に初代の塔が建設されたが、火事で焼けた後、鉄材が戦争のために供出された。だが、地元の商店主らが資金を出し合い昭和31年に再建した。
開業当初150万人を超えた2代目の通天閣の年間入場者は一時20万人を割り込んだ。しかし、近年の訪日外国人観光客の急増もあって客足が回復、昨年度は110万人が訪れている。