秀吉築城の「初代大坂城」の石垣を限定公開
豊臣秀吉が初代大坂城の石垣が11月19日、一般公開された。地下約7㍍。地上からのぞき込む形で見ることができるのは、秀吉が天下統一の拠点とした大坂城の石垣の一部。いまの大阪城の真下に埋まっていて、1959年に見つかった。
豊臣家を滅亡に追い込んだ大坂の陣(1614~15年)の後、徳川政権は豊臣家の象徴だった秀吉築城の大坂城の痕跡を無くすため、徹底して破壊し尽くした。そして、その上に新たに徳川の大坂城を築いた、徳川政権の強い意思をうかがわせるものだ。
大阪市は普段、安全のため非公開としているが、より多くの人にその存在を知ってもらおうと1日限定で公開した。