大阪府の「特殊詐欺」被害 最悪の昨年上回るペース
大阪府内の「特殊詐欺」の被害は2016年、過去最悪を記録したが、今年はそれを上回るペースで被害が出ている。
大阪府警のまとめによると、2016年1年間の特殊詐欺被害は1633件、52億5000万円だった。2017年は3月末までで542件、10億7000万円に上っており、16年の同時期に比べて件数で200件以上、被害額で9000万円増えている。
手口別では、医療費などの還付が受けられるといってATMに誘い出し、現金を振り込ませる「還付金詐欺」が322件と、16年の3倍近くに急増し、全体のおよそ60%を占めているのが目立つ。このほか、「オレオレ詐欺」の被害も81件を数えている。