大阪・本町で「船場フォーラム2016」船場を知りたい
大阪市中央区本町の北御堂・津村ホールで3月12日、「船場フォーラム2016」が開催された。主催は「船場げんきの会」。
「船場を知りたい」をテーマにした今回は、柏木陸照中央区長はじめ、地元の住民や企業・団体の関係者ら189人が参加した。今回の参加者は女性が41%(昨年30%)を占め、地元住民も昨年を上回る人数が来場した。
今回はこれまでの取り組みを紹介した後、昔の船場の様子を振り返りながら、現在の様子と比較するフォトムービーを上映した。「船場いまむかしトークショー」と題したプログラムでは、船場を古くから知る地域の店舗経営者らが、時代とともに変化してきた街の姿を語ったほか、船場を生活・労働の場とする住民らが、自身の日常と船場の関わりを紹介したうえで、タワーマンションの増加をはじめとする地域の構造変化について言及した。
参加者からは、「大阪ことばを残したい」との意見や、戦争で消失してしまった南船場の記憶など、テーマに共鳴した発言が多く寄せられた。
同フォーラムは「船場の魅力的なまちづくり」をコンセプトに活動、2005年から開いており、今年で12回目。