塩野義製薬(本社:大阪市中央区)が5月10日発表した2023年3月期連結決算は、過去最高の好決算となった。同社が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」などが貢献し、売上高にあたる売上収益は前期比27.3%増の4,266億円、最終利益は62.0%増の1,849億円で、いずれも過去最高を更新した。
2024年3月期連結業績予想は売上収益が5.5%増の4,500億円、最終利益が16.2%減の1,550億円。このうち新型コロナワクチンとゾコーバを合わせ売上高で計1,050億円を見込んでいる。