中之島に再生医療拠点 検討協が今年度中に基本方針
大阪大学と大阪府、大阪市が大阪市北区の中之島地区で進める再生医療拠点計画について、府と市、経済団体は11月17日、大阪市役所で検討協議会の初会合を開き、今年度中に基本方針を取りまとめることで一致した。人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを活用し、国際的な拠点化を目指す。
大阪大は8月、同大発祥の地の中之島地区に市有地(約1.2㌶)に再生医療の国際拠点を設け、研究や産業化を進める構想を府市に提案。平成33年の実現を目指し、産学官の検討協議会で必要な機能や役割分担について検討していく。今後、再生医療の専門家らを招き、具体的な計画を決める。