パナソニック TV用液晶パネル生産から撤退へ
パナソニックがテレビ用液晶パネルの生産から撤退する方針を固めたことが5月30日、明らかになった。深刻な赤字が続いているためで、9月末をめどに姫路工場(兵庫県姫路市)での生産を停止する。
同社の撤退により、国内でテレビ用液晶パネルを生産するのは、台湾の鴻海精密工業傘下で再建を目指しているシャープ系工場のみとなる。
パナソニックの姫路工場で働く約1,000人の従業員のうち、テレビ用液晶パネル生産以外の製品に携わる人員を除き、数百人は国内の他の工場に配置転換する方向で検討している。