トヨタ自動車は3月1日、国内全工場(14工場28ライン)の稼働を2日から再開すると発表した。同社は、主要なサプライヤーの1社で、直接取引する部品会社、小島プレス工業(所在地:愛知県豊田市)が「ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)」によるサイバー攻撃を受け、部品供給を管理するシステムが影響を受けたため、1日は国内の全工場を停止している。部品会社がデータを管理する暫定の仕組みを立ち上げたという。
同社は1日、ウイルス感染を確認し、脅迫メッセージを受け取ったと発表した。攻撃の発信元やウイルス感染の具体的な被害状況については調査中としている。