ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は国の認証取得の不正問題で、新たに64車種で174件の不正が見つかったことを受けて、12月25日から3工場で稼働停止したほか、26日から本社工場も稼働停止する。25日から停止したのは滋賀工場(所在地:滋賀県竜王町)、京都工場(同京都府大山崎町)、子会社のダイハツ九州の大分工場(同大分県中津市)の3工場。
稼働再開時期について、現時点では全く見通しが立っていない。これら4工場では昨年度1年間で合計92万台余りを生産しており、1カ月間の稼働停止で7万台規模の生産が止まることになり、経営への影響は避けられない見通し。また、当該工場の各地域経済への影響も懸念される。