シャープ 本社を堺工場に 東京支社は規模半減
経営再建中のシャープは、移転先を検討中だった本社を、太陽光パネルの生産拠点がある堺工場(大阪府堺市)とするほか、東京支社の一部を千葉市へ移す方向で検討に入ったことが分かった。経費削減策の一環で、台湾の鴻海精密工業からの出資と合わせ、早期の黒字回復を目指す。
東京支社は現在、オフィスビル「シーバスS館」(東京都港区)に入居し、社員数は千数百人に上る。今後、営業部門の一部を含む500人以上を自社保有の幕張ビル(千葉市)に移し、拠点としての規模を半減させ、賃料の削減を図る。