シャープの副会長兼最高経営責任者(CEO)に就任した呉柏勲(ご・はくくん)氏(44)は4月12日、海外事業の拡大などを通じて「シャープを”真のグローバル企業”へ導くのが私の使命と考えている」などの抱負を語り、欧米や中国などでの事業展開を加速していく考えを示した。また、家電などを通じて健康状態をモニタリングする「デジタルヘルス事業」新たな分野として注力していく方針を掲げた。
台湾出身の呉氏は、2016年、シャープが台湾の鴻海精密工業の傘下に入って以降、経営にあたっていた戴正呉氏の後任として、4月1日付でCEOに就任した。