ストッキング大手のアツギ(本社:神奈川県海老名市)は1月20日、生産子会社のアツギ東北(所在地:青森県むつ市)のストッキング生産業務を5月末に終了し、中国山東省煙台市の工場に生産を集約させると発表した。煙台市では既存工場を移転、新工場を建設する。新工場は2025年3月期以降に操業開始する予定。
同社は、中国・煙台市に2つの工場を保有。アツギ東北は、コロナ禍によるインバウンド需要の消失や在宅業務の拡大などによるストッキング需要の減少で、2019年以降、業績不振で赤字が続いている。このため、業績改善を図るため、生産機能を中国に集約、生産体制の最適化を進める。