「大阪みかん」国際宇宙ステーションへ
昨年12月9日、打ち上げられた無人補給機「こうのとり」6号機で、大阪府の温州ミカンが国際宇宙ステーション(ISS)に届けられた。
今回、ISSの新たな主電源として採用された日本製リチウムイオン電池などとともに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)がISSに滞在中の飛行士に提供する生鮮7食品の一つとして選び、届けられたものだ。
和歌山、静岡、熊本、長崎などみかんの大産地が数ある中、大阪(JAいずみ、岸和田)のみかんが選ばれた根拠は明らかではないが、他の大産地のみかんに比べ、酸味が多く、甘みとのバランスにある-という。
生鮮食品の選定を巡っては、JAXAが全国23都道府県の119食品を対象に、生食が可能であり、常温で4週間以上保存できることなどを基準に吟味した。その結果、北海道のたまねぎ、青森と茨城のりんご、愛媛のレモン、そして大阪、愛媛、佐賀のみかんだった。果たしてこれで、産地の知名度アップにつながるのか、見守りたい。