USJ内市有地の賃料引き上げ 年1.3億円増額 大阪地裁
大阪市がテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)に貨している市有地約20万平方㍍の賃料を引き上げを求めた訴訟の判決で、大阪地裁は3月6日、年間で約1億3000万円の増額を認めた。市有地はUSJの敷地全体の約4割を占める。氏は現在USJから1平方㍍当たり月388円、年に約9億5000万円の賃料を受け取っている。
市側は、市が2009年に運営から完全撤退したことを背景に、民有地との賃料格差などを根拠に、同516円への値上げを求めて提訴。USJ側は地価下落などを理由に同372円への値下げを求めて反訴していた。判決は、賃料の見直し時期とされていた10年4月時点の賃料について、裁判所が選任した鑑定人の評価に基づき、従来の賃料より14%高い同442円が相当とした。