空襲の悲惨さを伝えよう!利用客と千羽鶴イベント
太平洋戦争時の空襲では大阪市内を走る路面電車も大きな被害を受けた。大阪市交通局は戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えようと、地下鉄心斎橋、梅田、なんばの3駅で、6月7日から7月19日までの毎日曜日、利用客に千羽鶴を折ってもらうイベントを実施する。
7日、心斎橋の会場では、親子連れなどが立ち寄り、色とりどりの鶴を折る姿が見られた。これらの千羽鶴は8月5日に大阪市内で行われる戦没者追悼式などへ献納するという。
大阪市交通局によると、太平洋戦争末期の度重なる空襲で、車両工場や車庫、車両などが焼け、壊滅的な被害を受けた。また、1945年3月の大阪大空襲の時には地下鉄で被災者を乗せた「救援電車」が走ったといわれる。