15年度の関西経済成長率を下方修正 日本総研
日本総合研究所は7月9日、関西の2015年度の実質経済成長率を1.1%とする予測を発表した。前回(14年12月)予測の1.2%から0.1㌽下方修正した。関西電力による電気料金の再値上げや、中国経済の減速などに伴う輸出の鈍化などで、全国予測の1.5%を下回る見通しだ。
関電に値上げは、顧客企業の負担増などで関西の域内生産を2662億円減少させると分析中国経済の減速は、アジア向け輸出の割合が高い関西で影響が大きく出るとみている。
16年度の予測も、企業の設備投資が減速するとして前回予測より0.1㌽引き下げ、1.0%にとどまるとみている。