IR予算案取り下げ 構想、当面足踏みか 大阪府議会
大阪府と大阪市が人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)に誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)の調査費を、府が半額負担する予算案について、府は6月11日の府議会で取り下げた。10日の市議会で調査費が大幅に減額修正され、精査が必要と判断した。
IRは大阪維新の会代表の橋下徹市長が、大阪経済の起爆剤になると誘致を目指してきた府市連携の目玉政策の一つ。東京五輪(2020年)との一部同時開業を目指し、調査費7600万円を府市で折半する予算案を両議会に提出していた。