関西底上げに努力 武内・近畿財務局長就任会見
近畿財務局の武内良樹局長(55)は7月10日、大阪市内で就任後初の記者会見を開き、「日本経済の成長には、関西が東京と並んで元気を出すことが不可欠。関西の中小企業がが持つ最先端の技術や知見を有機的につなげていくことが求められる」と述べ、関西経済の底上げに努める考えを示した。
関西経済の現状については、「訪日外国人観光客の増加で(景況は)底堅い。スマートフォン向け電子部品の生産も堅調で、好材料が多い」と評価。そのうえで先行きに関しては「中国経済の動向など注意深く見ていく必要がある」と指摘した。