通天閣の天井画 鮮やかな色彩で72年ぶり復元
大阪のシンボル・通天閣(大阪市浪速区)で5月23日、第2次世界大戦中の1943年に焼損した、初代通天閣を彩った天井画の復元作業が終わり、報道陣に公開された。孔雀や色とりどりの花が描かれ、1階エントランスの天井を飾る。6月下旬から見学できる。
復元された天井画は縦横17㍍。初代の絵の現存資料は白黒写真だけだったが、再現作業の途中で版画家の織田一磨(1882~1956年)の作品と判明。原案となったカラーのデザインも東京都町田市で見つかり、72年ぶりに鮮やかな色彩で再現された。