車上狙い増加 大阪4年ぶり1万4000件ペース
大阪府内で今年に入り車上狙いの被害が増加傾向をみせている。2001年をピークに減少したが、2014年1~5月の認知件数は6197件と前年同期(4976件)の1.2倍となった。買い物などで車を離れたわずかな隙に被害に遭うケースが多く、窓ガラスを叩き割るなど手荒な犯行も目立つ。
取り締まり強化などで年間の認知件数は01年の6万3820件をピークに、13年には1万3442件まで減少したが、今年はこのままのペースで増加すると4年ぶりに1万4000件を超えそうだ。
今年1~3月の被害を場所別にみると、「コインパーキング」が全体の22.1%、店舗の駐車場など「その他駐車場」が25.4%を占めた。カバンなどが盗まれたケースを分析すると、駐車後「3時間未満」の被害が32%に及ぶ。被害品はカバンや財布が36.5%と最多。電動工具類(24%)、カーナビ(7.5%)と続く。