岩田社長 経営改革道半ばで死去 任天堂 新体制構築急務
創業家出身の山内社長から指名を受けて、2002年から約13年間、任天堂を率いてきた岩田聡社長(55)が、経営改革の道半ばで死去した。「ゲーム業界の盟主」として09年3月期に売上高、営業利益とも過去最高を記録した同社だが、近年はスマホゲームに押されて業績が低迷。
岩田社長はソーシャルゲーム大手「ディー・エヌ・エー(DeNA)」との提携によるスマホゲーム参入など従来の独自路線を転換し、2016年の新型ゲーム機「NX」投入と合わせ反転攻勢を期していた。今後は新経営体制を早急に築き、改革路線を業績回復につなげられるかが問われる。