インド 21年新車販売27.9%増の375万9,540台 半導体不足が難

インド自動車工業会(SIAM)のまとめによると、2021年の国内新車販売台数(乗用車と商用車の合計、出荷ベース)は、前年比27.9%増の375万9,540台だった。マイナス成長だった前年からプラス転換したものの、新型コロナウイルスの再拡大の影響と半導体不足で販売にブレーキがかかり、回復途上で2022年にも課題を残した。

川崎重工 東京で自動PCR検査ロボット活用でサービス開始

川崎重工は1月14日、東京都世田谷区の代田区民センター内に検体採取ブースを開設し、同日よりPCR検査サービスの提供を開始すると発表した。これは日本政府が進める「PCR等検査無料化事業」として、同社が東京都より認可され実施するもの。同社製の自動PCR検査ロボットシステムを活用し、PCR検査の受付から検体採取、検査、結果通知までの一貫した検査サービスを受検者に無料で提供する。

横浜ゴム タイ天然ゴム公社と共同で天然ゴム農家を継続支援

横浜ゴム(本社:東京都港区)は1月14日、タイ天然ゴム公社とスラタニ支局と共同で天然ゴム農家を継続支援すると発表した。同社は2021年12月、タイ・スラタニ地区の50戸の天然ゴム農家50名の参加を得て、天然ゴムの品質および生産性向上に向けたセミナーイベントを開催した。タイ天然ゴム公社の知見を活かした肥料を1農家あたり250kg無償提供し、参加者から好評を得た。同セミナーイベントの実施は、2020年に続き2回目。SDGs(持続可能な開発目標)活動指標に沿った取り組みの一環。

三菱自 軽EV実車初公開 短距離移動需要を見込む 200万円~

三菱自動車は1月14日、「東京オートサロン2022」で日産自動車と共同開発し今春以降発売する軽EVの実車を初公開した。車両の外観は、ガソリン車の人気軽の「ekクロス」とほぼ同じデザイン。車台は軽EV専用で日産と共通だ。
国の補助金を使った実質価格は約200万円から。日常の短距離移動需要を見込み、1回の充電で走る航続距離を約170kmに抑えることで、電池容量を減らしコストを下げている。高速道路で同一車線を維持する日産の運転支援なども導入、軽ながら高機能であることも訴求する。

SUBARU 2つのコンセプトモデル初公開 スポーティ意識

SUBARU(本社:東京都渋谷区)は1月14日、同社のモータースポーツ統括会社、スバルテクニカインターナショナル(所在地:東京都三鷹市)と共同で、1月14~16日に幕張メッセ(所在地:千葉市)で開催される「東京オートサロン2022」に出展し、「STIE-RA CONCEPT」および「SOLTERRA STI CONCEPT」の2モデルを初公開した。いずれも世界初公開。
STIE-RA CONCEPTは、カーボンニュートラルな時代において、モータースポーツの世界で新しい技術の経験と修練を積むことを目的としたプロジェクトで開発を進めてきたコンセプトカー。SOLTERRA STI CONCEPTは2021年11月11日に世界初公開したスバルが初めてグローバルに展開するBEV(電気自動車)モデル「SOLTERRA(ソルテラ)」をベースとしている。4輪それぞれにモーターを搭載し、スポーティな走りのイメージをエクステリアに付加したコンセプトカーとなっている。

日本電波工業 豪雨で生産停止のマレーシア工場を4月に再開

水晶デバイスを手掛ける日本電波工業(本社:東京都渋谷区)は1月14日、2021年12月に豪雨による浸水の被害を受け、生産停止していた子会社のマレーシアの工場の生産を、4月に全面再開すると発表した。1月中に試験運転を開始し、2月末には50%、3月末には100%の生産能力に復帰することを目指す。マレーシアの工場で製造する水晶振動子は同社の生産の約1割を占めており、約8割が自動車向け。

PPIH 台湾・台北市忠孝新生で「ドンキ」2号店 1/20開業

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、PPIH)は1月14日、グループの台湾パン・パシフィック・リテールマネジメント(本社:台湾)が、台北市忠孝新生(ちゅうこうしんせい)エリアで20日、ジャパンブランド・スペシャリティストアをコンセプトとする「ドンドンドンキ」の台湾2号店をオープンすると発表した。
店名は「ドンドンドンキ忠孝新生店」。台湾捷運(台北MRT)忠孝新生駅から徒歩5分の立地。売場面積は1,541㎡。2021年1月にオープンした1号店「ドンドンドンキ西門店」と同様、生鮮を含む食品、酒類、化粧品、雑貨品などを販売。24時間営業。

技能実習・特定技能のあり方検討 勉強会設置 古川法相

古川禎久法相は1月14日、外国人労働者を受け入れる技能実習と特定技能の両制度のあり方を検討する勉強会を設けると発表した。名称は「特定技能精度・技能実習制度に係る法務大臣勉強会」。古川氏は意見、指摘を幅広く聞き、「多角的観点から検討を進めていきたい」と述べた。

関電グループ 夢洲でスマートポールの実証実験を開始

関西電力グループは1月13日、2025年大阪・関西万博の会場である人工島、夢洲(ゆめしま)で、スマートポールの実証実験を開始したと発表した。この実証実験では、太陽光発電によるポールへのエネルギー供給やスマートフォンへのワイヤレス充電、Wi-Fi機能の性能、塩害や風害によるポールの耐久性に関する検証を行う。また、非接触充電ドローンポートの性能や、ポールに設置したカメラとドローンを活用した防犯機能・見守り機能の有効性も検証する。

田中電子 中国杭州市にパワー半導体Alボンディングワイヤ工場

TANAKAホールディングス(本社:東京都千代田区)は1月12日、田中貴金属工業(本社:東京都千代田区)の子会社で、各種ボンディングワイヤの製造を手掛ける田中電子工業(本社:佐賀県神埼郡)が、中国の杭州市にパワー半導体Al(アルミニウム)ボンディングワイヤ(以下、Alボンディングワイヤ)を製造する第2工場を新設すると発表した。生産能力を増強、2022年11月に稼働する予定。田中電子工業は本・新工場を含め2025年までにAlボンディングワイヤの生産能力を現行の約3倍に拡大し、世界的な需要増大に対応する。

米ファイザー 新型コロナ飲み薬を国内で製造販売承認申請

米製薬大手ファイザーは1月14日、新型コロナウイルスの飲み薬候補「パクスロビド」について、厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。軽症や中等症患者向けの薬で、日本政府は200万人分の供給を受けることでファイザーと基本合意している。オミクロン株が感染急拡大する中、承認されれば治療の選択肢が広がり、医療ひっ迫を抑止できる可能性がある。実用化されれば軽症・中等症治療の飲み薬では、国内で米メルクの飲み薬「モルヌピラビル」に次いで2つ目となる。

三井不動産 台湾「アウトレットパーク台南」グランドオープン

三井不動産(本社:東京都中央区)は1月12日、プロジェクト会社、三南奥特菜斯股份有限公司を通じ、台湾南部で開発を進めてきたアウトレットモール「三井アウトレットパーク台南」を2022年2月中旬より一部店舗の営業を開始し、2月25日にグランドオープンすると発表した。同モールには台南エリア初出店34店舗、日系ブランド47店舗を含む約190店舗が集積。台湾3大都市圏の一つ、南部都市圏に初進出し、これにより台北・台中と合わせ、台湾3大都市圏すべてでアウトレット事業を展開することとなった。

KDDI タイ・バンコクに100億円投じ初のデータセンター設置

KDDIは1月12日、2023年春をめどに約100億円を投じタイの首都バンコクにデータセンター(DC)を設けると発表した。新設するDCは3階建てで、延床面積は9,000㎡を予定。運営は2021年11月に設立したKDDI子会社のテレハウス タイランド(バンコク)が担う。同社の資本金は約24億円。コンテンツ事業者やクラウド事業者向けにサービスを提供し、世界的なDC需要の高まりに応える。同社がタイにデータセンターをつくるのは初めて。

ラオックス 中国・海南島に日本製品のセレクトショップ出店

ラオックス(本社:東京都港区)は1月12日、中国・海南島に現地合弁会社「海南ラオックスサプライチェーン管理有限公司」を通じて、日本製品を取り揃えるセレクトショップ『LAOX SELECT海南店』を2021年12月28日にオープンしたと発表した。ラオックスグループが海南島に出店するのは、今回が初めて。
同店舗は中国最南端の人気ビーチリゾート地・海南島の中心エリア三亜市に位置する大型ショッピングモール「海旅免税城」内への出店となる。同店は免税店ではないが、今後ライセンスが取得でき次第、免税店へと業態変更する予定。

日立 日立建機株の半分を売却 伊藤忠と投資ファンドのJIPに

日立製作所(本社:東京都千代田区)は1月14日、上場子会社、日立建機の保有株の約半分を売却すると発表した。保有する51%の株式のうち、その約半数の株式を伊藤忠商事と国内の投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に売却する。譲渡額は1,824億円。
特別目的会社(SPC)を設立し、伊藤忠とJIPが折半出資する。同SPCが日立建機株を26%取得し、筆頭株主となる。6月の取引完了を目指す。
日立はIT(情報技術)を軸としたグループ企業を含めた事業の入れ替えを進めてきたが、今回でグループ再編が最終段階となる。

日産自 福島県浪江町でEV充放電システム活用の実用化検証

日産自動車(本社:横浜市西区)は1月12日、福島県浪江町で電気自動車(EV)の充放電を自律的に行う制御システムを活用し、EVの充電電力を再生可能エネルギー(以下、RE)100%にする、エネルギーマネジメントシステムの実用化検証を開始すると発表した。電力の地産地消と地域のゼロカーボン化に貢献する。
浪江町にある商業施設「道の駅なみえ」が保有する、RE発電設備およびPCS(パワーコントロールシステム)と浪江町の公用車、EV「日産リーフ」を活用し、日産の充放電システムをPCSに搭載することで、効率的なエネルギー運用を検証し、クリーンエネルギーの地産地消を促進するエネルギーマネジメントシステムの構築を目指す。

日産自 福島県浪江町でEV充放電システム活用の実用化検証

日産自動車(本社:横浜市西区)は1月12日、福島県浪江町で電気自動車(EV)の充放電を自律的に行う制御システムを活用し、EVの充電電力を再生可能エネルギー(以下、RE)100%にする、エネルギーマネジメントシステムの実用化検証を開始すると発表した。電力の地産地消と地域のゼロカーボン化に貢献する。
浪江町にある商業施設「道の駅なみえ」が保有する、RE発電設備およびPCS(パワーコントロールシステム)と浪江町の公用車、EV「日産リーフ」を活用し、日産の充放電システムをPCSに搭載することで、効率的なエネルギー運用を検証し、クリーンエネルギーの地産地消を促進するエネルギーマネジメントシステムの構築を目指す。