河合楽器製作所(本社:静岡県浜松市)は8月4日、中国の連結子会社、河合貿易(上海)有限公司と、河合楽器(中国)有限公司の2社を合併し、「カワイ楽器(中国)有限公司(仮称)」(所在地:中国・上海市)とすると発表した。
河合貿易(上海)有限公司を存続会社、河合楽器(中国)有限公司を消滅会社とする吸収合併。合併後の資本金は5,200万人民元(10億3,700万円)の予定。
同社が推進する三位一体(販売、教育、調律)活動を中国市場で展開することで、さらなる事業規模の拡大を図るとともに、グループの組織運営の合理化や資金効率の向上を図る。合併契約締結は8月8日、合併効力発生日は12月1日の予定。
タカラバイオ サル痘ウイルス検出用PCR試薬を発売
川崎重工 燃料LPG/アンモニア運搬船を受注
三菱地所など都内の「空飛ぶクルマ活用」Pに参画
阪急・阪神 23年4月から運賃値上げ バリアフリー化分
大手私鉄の阪急電鉄と阪神電鉄は8月3日、駅構内などのバリアフリー化を進めるため、必要な費用を利用者にも負担してもらうため、2023年4月からすべての路線で運賃を10円値上げすると発表した。値上げの対象は神戸高速線を除くすべての路線。1回の乗車につき10円、通勤定期は6カ月で2,000円程度引き上げる。通学定期は対象外。
国は2021年12月、駅構内などのバリアフリー化を進めるため、転落防止のためのホームドアやエレベーターの設置を行う場合は、国の審査や認可を受けずに届け出するだけで、関連費用を運賃に上乗せすることができる新たな制度を設けた。両社はこの制度を活用する。
阪急は2041年春頃までに、阪神は2042年度頃までに、それぞれすべての駅でバリアフリー対応を完了させるとしている。
ツムラ 中国の合弁会社が中薬の分析・研究新会社
スシロー居酒屋「杉玉」8/3香港に海外1号店開業
関空 30年度の総旅客数最大約5,000万人の需要予測
関西国際空港を運営する関西エアポートなどは8月3日、2030年度の関空の総旅客数は最大で約5,000万人を見込むと発表した。新型コロナウイルスの影響を織り込んでいないため、下振れの可能性もあるが、コロナ拡大前の2018年度の7割増、2021年度の約14倍にあたる。
関西エアポートはこの予測に沿って、第1ターミナルビルの国際線出発エリアを約6割拡大し、第2ターミナルビルと合わせて約4,000万人を収容できるようにする計画だ。2026年までに全面改修を終える予定。
今回の需要予測は、施設を保有する新関西国際空港会社や自治体などで構成する委員会がまとめた。2030年度の国内旅客数はほぼ横ばいだが、新規路線開発などを通じアジアからの旅客数が増える。大阪・関西万博が開かれる2025年度はインバウンド(訪日外国人)需要の拡大で総旅客数は約3,700万人を見込む。
ヤマダHD ジャカルタ西郊でベスト電器 直営2号店
クラシエ薬品 漢方薬の安定供給へ中国に新工場
JFEエンジ,アーバンエナジー 蓄電池ビジネスに本格参入
ローランド タイ工場の新棟建設 生産能力60%増強
博報堂 マレーシアのキングダム社の株式80%取得
資生堂 埼玉とベトナムの2工場を投資ファンドに譲渡
三菱電機 中国・北京オフィスビル向けエレベータ123台納入
東急不 タイ・バンコク近郊で2件の物流施設開発に参画
東急不動産(本社:東京都渋谷区)は8月1日、タイの首都バンコク近郊で2件の物流施設開発事業に参画すると発表した。同社がアジアで物流施設を開発するのは初めて。
シンガポールの子会社トウキュウ・ランド・アジア(TLA)を通じて、タイの大手不動産開発会社オリジン・プロパティおよび大手物流会社JWD InfoLogisticsの合弁会社、Alpha Industrial Solutions(以下、アルファ社)がバンコクに隣接するサムットプラカーン県、パトゥムタニ県で開発を進める2物件の物流施設開発事業に参画する。
同事業は、東急不動産のタイ事業でホテル、オフィスビルに次ぐ取り組みで、タイ事業参画は計4物件となる。
三井金属 マレーシアのスマホ搭載部材の生産増強
三井金属(本社:東京都品川区)は7月28日、マレーシア・スランゴール州で薄型基板内蔵キャパシタ材料の生産能力を増強すると発表した。また、埼玉県上尾事業所にも生産設備を導入し、同材料の安定供給体制を整備すると発表した。
100%子会社のミツイ・カッパーフォイル・マレーシアが今年10月、上尾事業所への設備導入は2023年10月の完了を予定。これにより、生産能力はこれらを合わせて現在の約2.2倍となる。
薄型基板内蔵キャパシタ材料は、スマートフォンに搭載される通信ノイズ低減(ノイズキャンセリング)機能を持つMEMSマイクロホンや高性能のルーター・サーバー機器、スーパーコンピューター向け高多層基板に使用される。