東芝エネ インドネシア地熱発電所に初のIoTサービス

東芝エネルギーシステムズ(本社:川崎市幸区)は8月23日、インドネシアの地熱発電所向けに、トラブル予兆診断技術や性能監視に関するIoTサービスの契約を締結したと発表した。同社グループとして初の地熱発電所向けIoTサービスの商用案件となる。
インドネシア現地法人で、エネルギーおよびインフラ事業を手掛ける東芝アジア・パシフィック・インドネシア社を通じて、インドネシアのPT Geo Dipa Energi(Persero)(以下、GDE社)のパトハ地熱発電所の発電設備向けに発電所の利用率向上が目的。

河村電器産業 シンガポールに初の生産拠点を確保

河村電器産業(本社:愛知県瀬戸市)は8月24日、シンガポールの配電盤メーカー、Syntech Switchgear(シンテック スイッチギア)&Engineering Pte.Ltd.(以下、Syntech社)の全発行済み株式の70%を取得したと発表した。Syntech社を2023年3月末までに連結子会社とする。Synrech社はシンガポールにおける同社初の生産拠点となる。

ダイビル ベトナムのオフィスビルに太陽光発電導入

ダイビル(本社:大阪市北区)は8月23日、グループ会社のDaibiru CSB Co.,Ltd.を通じ、ベトナム・ハノイ市に保有・運営するオフィスビル「コーナーストーン・ビルディング」に、太陽光発電を導入したと発表した。同ビルの屋上約800㎡のスペースに250枚のソーラーパネル(発電容量112.5KW)を設置し、太陽光発電を稼働させた。

PPIH ドンキ タイ6号店9/9オープン バンコク外へ初

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は8月22日、グループの耐現地法人DONKI(Thailand)Co.,Ltd.(本社:タイ)が、9月9日にタイ・チョンブリ県シラチャの商業施設「Jパーク日本村」の2号館に「DON DON DONKI J-PARK Siracha(ジェイパークシラチャ)」をオープンすると発表した。バンコク外への出店は初めて。
また、DON DON DONKIが手掛ける寿司屋「鮮選寿司」のタイ1号店も同時オープンする。同施設はシラチャ中心地から車で約15分に立地し、売場面積は2,050㎡。

トナミHD FCフォークリフト導入実証事業開始

トナミホールディングスグループの中核会社、トナミ運輸(本社:富山県高岡市)は8月22日、カーボンニュートラルに向けた取り組みとして、一般社団法人 富山水素エネルギー促進協議会(事務局:富山市)の水素燃料電池フォークリフト(以下、FCフォークリフト)の導入実証事業に参加し、FCフォークリフトのモニター利用を開始すると発表した。
同事業は、水素促進協議会が富山県の委託を受け、FCフォークリフトの新規需要創出を目指し、富山県内に事業所のある法人企業を対象に、モニター事業者を募集しているもの。トナミ運輸はモニター導入第1号として同日より1週間、富山支店でFCフォークリフトをモニター利用する。

アイスタイル 中国・海南島の最大級免税店に出店

アイスタイル(本社:東京都港区)は8月19日、連結子会社のアイスタイルトレーディングおよびコスメティクスが、中免集団(CDFG)が中国・海南島に2022年に開業を予定している世界最大級の市中免税店「海口国際免税城(新海港/ハーバーシティ)」内に、@cosme STOREをオープンすると発表した。日本の化粧品ブランドの海南島進出や中国市場におけるブランド拡大を支援していく。

阪急阪神不 タイで住宅分譲3件・2,810戸を推進

阪急阪神不動産(本社:大阪市北区)は8月22日、タイの不動産デベロッパー、セナ・デベロップメント(本社:タイ・バンコク、以下、セナ社)と共同で、タイで新たに3つの住宅分譲プロジェクトを推進すると発表した。進めるのは①仮称「Bangna(バンナ)KM29」(建設地:タイ・サムットプラカーン県)、②仮称「Omnoi(オムノイ)」(建設地:タイ・サムットサコーン県)、③仮称「Kallapaphrek(カラパプルック)」(建設地:タイ・バンコク)で、合わせて2,810戸を分譲する。この結果、同社のタイにおける住宅分譲戸数は累計で2万4,820戸となる。

武田薬品 インドネシアでデング熱ワクチン承認

武田薬品工業(グローバル本社:東京都中央区)は8月23日、インドネシア国家医薬品食品管理庁(BPOM)より、6歳から45歳を対象としたデング熱ワクチン「QDENGA(R)(キューデンガ)」の販売承認を取得したと発表した。武田薬品として初のグローバルワクチン。
デング熱は蚊が媒介するウイルス感染症で、世界で毎年3億9,000万人が感染し、約2万人が死亡していると推計されている。中でもインドネシアでとくに感染者が多く、2022年前半だけで6万3,000人以上の感染報告があり、600人近くの死者が出ているという。
キューデンガは、遺伝子を改変したデンガウイルスを弱毒化したもので、4〜16歳までの2万人を対象にした臨床試験(治験)で2回接種するとデング熱の発症を61%抑え、重症化による入院を84%防ぐ効果が確認されている。

日野自 新たな不正で国内向け全車種出荷不能に

日野自動車は8月22日、エンジンの排出ガスや燃費試験のデータ改ざん問題をめぐり、新たに小型エンジンで不正が発覚、小型トラック「日野デュトロ」の出荷を停止したと発表した。この結果、不正は現在生産する全自社エンジンに拡大、国内向け車種の大半が出荷停止の異例の事態となり、経営のさらなる打撃は避けられない。親会社のトヨタ自動車を含めたグループとしての信頼回復が急務となった。

カネカ ベトナムの医療用カテーテル生産3倍に増強

カネカ(本社:東京都港区)は8月22日、約10億円を投じグループ会社のカネカメディカルベトナム(本社:本社:ベトナム・ビンズン省)が、医療用カテーテルの生産能力を3倍に増強した新工場を竣工したと発表した。カネカは同新工場を、カテーテル製造の中核工場としての機能をさらに強化していく。

スズキ インドで新型「アルト」,シリーズ累計700万台達成

スズキは8月18日、インド子会社マルチ・スズキ・インディア社が新型「アルト」を発売したと発表した。インドでのハッチバックのラインアップを強化する。初めて車を購入する方や、家族のために2台目の購入を検討している顧客に、経済的で品質の高い車を提供する。
アルトシリーズは、1983年に生産開始したマルチ・スズキ社の第一号車「マルチ800」を原点として進化を続けており、2022年7月末でのインド国内におけるシリーズ累計販売台数は700万台を達成している。

7月コンビニ既存店売上高2.9%増 5カ月連続増加

日本フランチャイズチェーン協会(本部所在地:東京都港区)のまとめによると、7月のコンビニエンスストアの既存店売上高は前年同月比2.9%増の9,543億円だった。増加は5カ月連続。既存店の来店客数は0.4%増の13億4,057万人と3カ月連続のプラスだった。行動制限が緩和されたことに加え、梅雨明けが例年より大幅に早かったことも寄与した。

JR西日本 23年4月から10円値上げ バリアフリー化へ

JR西日本(本社:大阪市北区)は8月19日、京阪神を中心に駅のバリアフリー化を進めるため、2023年4月から大阪環状線、京都線、神戸線、阪和線、大和路線など主要な路線で乗車運賃を10円値上げすると発表した。通勤定期は6カ月間で1,800円の値上げとなる。通学定期は対象外。
今回の値上げにより、JR西日本では年間で最大73億円の増収を見込み、この資金をもとに2032年度までに対象エリアにある211駅すべてのホームドアや、利用者が落下した際に異常を検知するシステムなどを導入するとしている。
この運賃値上げは国のバリアフリー料金制度を活用したもので、関西では大手私鉄各社が、すでに2023年4月から同様の値上げを発表している。

帝人フロンティア 中古衣料品のリサイクルへ取り組み

帝人フロンティア(本社:大阪市北区)は8月18日、中古衣料品のリユースおよびリサイクル事業を展開するファイバーシーディーエム(本社:大阪府泉南市)と共同で、古着の回収および選別と、廃棄衣料品の効率的なリサイクルによる、サーキュラー(循環)システム構築に向けた取り組みを開始すると発表した。
この取り組みはファイバーシーディーエムが持つ国内外の古着の幅広い回収ネットワークと、リユースおよびリサイクルのための選別技術と知見に加え、帝人フロンティアが長年培ってきたポリエステルのリサイクル技術を活用し、廃棄衣料品から再生ポリエステル原料をつくり出すリサイクルシステム構築を目指すもの。
2022年秋からファイバーシーディーエムが小売店などに衣料品の回収BOXを提供、改修プロジェクトを開始。2025年までに廃棄衣料品の選別と、その廃棄衣料品から再生ポリエステル原料生産への技術確立を目指す。
国内では年間約50万トンの衣料品がごみとして出されているが、そのうち再資源化されているのはわずか約5%の2万4,000トンのみで、ほとんどが焼却・埋め立て処理されている。

ファミレス コロナ前比累計1,000店減少 閉店加速

帝国データバンクのファミリーレストラン運営主要16社を対象にした調査によると、コロナで苦境に転じたファミレス大手は、大規模な改革を進めていることが分かった。この結果、上場する外食チェーン16社のファミレス業態の店舗数は2022年6月時点で8,420店で、コロナ前の2019年12月期に比べ810店、約9%減少した。さらにその後、都心部を中心に店舗再編の動きもあり、減少ペースが再び加速。今年度末(2023年3月期)の店舗数は8,000店前後にとどまり、コロナ前から累計で1,000店舗超の減少となる可能性が高いとしている。
ファミレス大手が現在進めているのは①から揚げやカフェなど専門性の高いブランドげのリブランド②テイクアウトやデリバリーサービスの拡充による人件費の削減③不採算店の大量閉鎖−など。

中国EV大手BYD日本法人 25年までに100店舗開設

中国の電気自動車(EV)大手、比亜●(BYD)の日本法人(所在地:横浜市)は、日本市場での販売網を強化、2025年までにEVの販売店を100店舗開設する。同社の劉学亮社長が明らかにした。同社は、これまで先行販売展開している商用車、EVバスに加え、7月に日本の乗用車市場に本格的に進出する考えを示していた。

横浜ゴム インド新工場でオフハイウェイタイヤの生産開始

横浜ゴム(本社:東京都港区)は8月18日、農業機械用タイヤなどオフハイウェイタイヤの生産販売子会社、Yokohama Off-highway Tires(以下、YOHT)の生産能力増強のため、インド・アンドラプラデシュ州で建設を進めていたVisakhapatnam(ヴィシャカパトナム)工場で生産を開始したと発表した。同工場の生産能力は日量132トン(ゴム量)。敷地面積約39万㎡。
これに先立ち16日に、アンドラプラデシュ州のジャガン・モハン・レディ首相、多賀政幸在チェンナイ日本国総領事らを招き開所式を執り行った。
YOHTは現在、インドでグジャラート州のダヘジ工場とタミルナドゥ州のティルネルヴェリ工場を保有。主力ブランドのALLIANCE(アライアンス)、GALAXY(ギャラクシー)、
PRIMEX(プライメクス)の農業機械、建設車両、産業車両、林業機械用タイヤなどを生産販売している。

JAL 北京発成田行きの旅客便9/11に再開 2年半ぶり

日本航空(JAL)は8月19日、運航を厳しく制限していた中国当局が許可したため、北京発成田行きの旅客便の運航を9月11日に再開すると発表した。およそ2年半ぶりの再開となる。米ボーイングの中型機「787」を使用し、当面は毎週日曜に運航する。
新型コロナウイルスの感染防止対策上、往路の成田発北京行きは貨物専用便として運航する。許可が出れば旅客便の運航も再開する。
全日本空輸(ANA)は7月11日から北京発成田行きの運航を週1便体制で再開している。