近畿の3月失業率6カ月ぶり悪化3.7%に 求人は堅調
総務省が4月28日発表した近畿2府4県の3月の完全失業率(原数値)は、前年同月比0.1㌽上昇して3.7%となり、6カ月ぶりに悪化した。より良い待遇を求めて離職する人が増えたことで、一時的に悪化した可能性がある。
一方、厚生労働省が同日発表した近畿の3月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01㌽上昇し1.21倍となった。1倍以上の状況が2年以上続き、高水準を維持している。関西を訪れる外国人旅行客の増加で飲食業などの求人が引き続き堅調だった。
府県別の有効求人倍率は大阪が1.30倍、京都が1.26倍、和歌山が1.12倍、滋賀が1.11倍、奈良、兵庫が1.08倍だった。