地産地消の担い手農家求む! 大阪府が就農支援相談会
大阪府内で就農を目指す人たちを支援する「大阪府就農ガイダンス・相談会」が4月16日、大阪市中央区のハローワークプラザ難波で開かれ、熱心な参加者たちが新人農家の体験談に耳を傾けたり、個別相談会で情報を集めて、就農実現のチャンスを探った。
地産地消志向や自然と親しむライフスタイルに関心が高まる中、都市近郊で農業を目指す人たちが増えている。
府環境農村水産部農政室推進課が主催。同課では原則毎週木曜日に就農相談に応じているが、仕事に就いている人も相談しやすいように、就農支援に直結する情報提供や、個別相談などを連動したセミナーを週末に開催することを決めた。
ガイダンスでは同課担当者が大阪農業の現状や就農の基本知識などを説明。大阪の農業産出額は近年、やや減少傾向にある半面、直売所の売上額が8年間で3.3倍に増加。府民が地元産の農産物を信頼して買い求める地産地消志向の高まりを物語っている。