IR誘致の経済効果は年間7600億円、9.8万人の雇用創出
関西経済同友会は3月2日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)への誘致が実現した場合、経済効果は年間約7600億円、雇用創出効果は約9万8000人とする試算を取りまとめ発表した。
同友会は「アジアの人々を引き寄せるキラーコンテンツとなるIRの整備は急務」と訴え、国や大阪府、大阪市に提言する。海外のIR運営企業などから聞き取りした結果などを参考に、施設の年間収入が約5500億円になるとの前提で試算した。
投資規模は約6800億円、鉄道などインフラ基盤整備で約1000億円とした。開業までの3~4年間でも建設などに伴う経済効果が約1兆4700億円、約9万3000人の雇用創出効果があるとしている。