ゲリラ豪雨発生予測 阪大・大阪府・東芝が実証実験
大阪大学大学院工学研究科の牛尾知雄准教授らと、大阪府、東芝は同大学内に設置しているフェーズドアレイ気象レーダーを使い、ゲリラ豪雨発生の予兆を事前に検知するシステムの実証実験を始めた。大阪府内で実施する。
積乱雲の発生過程を3次元構造で30秒以内に観測できるフェーズドアレイ気象レーダーのデータと、近畿地方整備局が管轄するMPレーダーの降雨量データと併せて解析し、ゲリラ豪雨の発生を予測する。2018年度をめどにフェーズドアレイレーダーとMPレーダーの機能を併せ持つ気象レーダーを開発し、高精度気象予測システムの構築と運用を目指す。