訪日外国人観光客活況で関西私鉄4社増益を確保
関西の大手私鉄4社の2015年3月期連結決算が5月15日、出そろった。急増する訪日外国人観光客らの鉄道やホテルなどの利用が好調に推移し、消費税増税に伴う定期券の駆け込み購入の反動で収入が減る中でも、全社が増益を確保した。
近鉄グループHDは売上高1兆2337億円(前年同期比1.0%減)、営業利益564億円(同3.3%増)、阪急阪神HDは売上高6859億円(同1.0%増)、営業利益940億円(同2.4%増)、京阪電気鉄道は売上高2949億円(同2.0%増)、営業利益294億円(同17.4%増)、南海電気鉄道は売上高2109億円(同6.8%増)、営業利益281億円(同21.9%増)。