近畿3月景況感 3カ月連続改善もまだ回復途上
帝国データバンク大阪支社が4月3日に発表した近畿2府4県の3月の景気動向指数(DI)は44.5と前月から1.3㌽上昇した。改善は3カ月連続。全国10地域でみると、北陸を抜き1年11カ月ぶりに8位へ返り咲いた。DIは50を上回ると「景気が良い」と判断した企業が多いことを示す。
業種別ではインバウンド消費の増加を追い風に、小売り(39.9)が前月から3.1㌽改善した。公共投資や再開発の増加を受けて、建設(51.3)は7カ月ぶりに50㌽を超えた。消費増税の駆け込み需要に沸いた前年同月(49.8)と比べると、まだ回復途上にある。