近畿の景況判断3期ぶり悪化 製造業大幅マイナスに
近畿財務局が3月12日発表した近畿2府4県の1~3月期の法人企業景気予測調査によると、全産業の景況判断指数(BSI)はマイナス7.2で、3期ぶりのマイナスとなった。円安傾向や原材料高が収益を圧迫している。製造業は前回(14年10~12月期)から13.5㌽悪化し、マイナス8.8。とくに「パルプ・紙」が58.6㌽の大幅悪化で、マイナス34.5となった。スマートフォン用の電子部品などが好調な「情報通信機械」はプラス4.8。非製造業もマイナス6.1で4期連続のマイナス。円安に伴い海外からの調達費高騰が響いた「卸売」と「小売」がマイナス。「不動産」はマンション販売などが伸び、プラス7.5に転じた。