2016/11/30

芭蕉しのび献句 和歌・俳句で情操教育 明浄学院高

芭蕉しのび献句 和歌・俳句で情操教育 明浄学院高

情操教育の一環として、伝統的な和歌や俳句を授業に取り入れている高校がある。大阪市阿倍野区の明浄学院高だ。冷泉家の指導の下で行う新年和歌披露会、藤原家隆の業績を称える家隆忌、俳聖・松尾芭蕉をしのぶ芭蕉忌が同校伝統の三大行事だ。その一つ、芭蕉忌がこのほど同校で執り行われた。
70回目となる今年は、1~3年生から選出された71句と教職員がつくった12句の計83句を献句し、代表生徒が詠み上げた。「夕焼けとカラスの声が足急かす」「仕上げにはトパーズ色の檸檬を少し」など、秋の風景や心情を詠み込んだ秀作が披露された。